2013年11月29日金曜日

Nimdaの再来か?

日本の会社で働いていた当時、まだまだコンピュータウィルスなんて一般的になる少し前。
そんな時代に、Nimdaというウィルスが流行りました。
コンピュータウィルスに感染した時の対処法として一般的に言われるのが
「感染したコンピュータをネットワークから切り離して下さい」 
しかし、メールサーバーから、ファイルサーバー、クライアントと
多くのPCが感染して、“今更ネットワークから切り離したってどうにもなりません”状態。
ユーザーからは、“どうにかしてくれ!”の嵐。

幸いTrend MicroのVirusBasterをインストールした直後で
設定が上手く行かずに試行錯誤をしていた矢先だったので
設定がうまい事いった後の対応は割と簡単でした。


とその当時の悪夢が蘇る様な出来事が最近。
事の発端は、自信のBlogに先日書き込んだ事柄。
ウィルスに感染したPCにUSB、外付けHDDを繋ぐと、中身全てがショートカットになり、それ以外のファイルは全て隠しファイルになってしまう。
この時は“いやらしいスクリプト”くらいに思っていたのですが・・・どうやらそれ以上。
外付けドライブに意地悪して終わりかと思ったら、どうやらPC本体も感染しています。

これがまた、Symantec Endpointでは駆除できないどころか、見付ける事も出来ません。
不幸にも組織で使っているAntiVirusのソフトはSymantec Endpoint。
試しに個人的にライセンス契約しているウイルスバスターでは検出可能。
ウイルスバスターでは検出できるんだけど・・・
Symantecが対応するのを待つか、それとも・・・と別な術を見付けたいのですが
新しいAntiVirusの購入を決めても、インスール&設定には現地へ行かねばなりません。
組織の年度末のこの時期、予算を確保してある訳でもなく・・・

ただひたすら、うーん、うーんと考え込むばかり。

2013年11月28日木曜日

バザーにて「ボランティア」の定義の違いを感じた。

過ぎてしまったイベントなんですが
今年もAddis AbabaではDesigners Bazaarが開催されました。
乾期特有のゆける様な青空
11/23, 24にて開催されたので、23日の段階でご紹介できれば良かったのですが
さすがにこちらのネット環境では厳しく、終わってからの書き込みとなります。

日頃公私ともにお世話になっている日本人ご夫妻が運営をなさっているCEHP
Designers Bazaarへ出店しているので、お手伝い&撮影をしてきました。
陳列を終えて、お客さんを待つばかり。
日頃、CEHPの生産者パートナー(Addis Ababa周辺の女性グループを中心)と
CEHPのメンバーの方々が生産、仕上げを行って来た品々が並びます。
なかなかめぼしいお土産品がないエチオピアでは
貴重なる日本でも喜んでもらえる品々です。

陳列された品々の中央辺りに一段高く展示された本。
こちらは夏頃に紹介ビデオのお手伝いをさせて頂きましたので私自身も愛着があります。

さて、前置きが長くなってしまいました。
当日の様子は、まずはYouTube動画をご覧下さい。

今回、私自身が接客をした西洋人らしきお客さん(客)のなかで
一般的なアジア人と西洋人の違いを感じました。
 客:ここはNGOのブースかい?
 私:はい。我々はエチオピアの女性グループの自立支援をしています。
 客:金銭的な支援をしているのかい?
 私:いえいえ、それでは持続しないので
   今日販売している殆どの品は、その女性グループが生産しています。
   その品物の品質改善、仕上げなどを日本人を中心としたメンバー(CEHP)がしてます。
 客:なるほど、それでこれだけ品質がいいんだね。
   エチオピアは綺麗な女性、綺麗な民族衣装はあるのに
   こうしたお土産になる様な高品質の物が少ないからね。
と、やり取りをしたこのお客さん、幾つか品物をお買い上げ頂き
更に先の本(英語版)もお買い上げ下さいました。
この本、今回多少の割引をして販売していたのですが、こちらのお客さんは
 「いやいや、そうした活動の為に販売しているなら、割引はいらないよ」
と言って、定価で買って行かれました。

こうしたお客さん、特別ではなくCEHPの方々へ聞いてみると
 「私もそうしたお客さんに遭遇した」
との事。
でも恐らく、このお客さんも、他のお客さんも知らないと思うけど
このCEHPに参加しているメンバーは、み〜んな手弁当。一切手当をもらっていません。

日本では「ボランティア」というと、手弁当、無給での参加が当たり前の様ですが
それぞれの運営組織、運営費という物が必要です。
また、それに関わるスタッフの人件費なんかも必要となります。

西洋では「ボランティア」といっても、生活費程度の手当をもらうことは珍しくなりません。
国連組織が行っている国連ボランティアといえども
現地生活費の名目で活動先の国にて生活に困らない程度の生活費を頂きます。


このCEHPの活動
 「我々CEHPのメンバーは、手弁当で活動して女性グループ支援をしています」
って言った方がいいのかな?
いえいえ、やはりそこは日本人。
そんないらないことは言わずに、コツコツと女性グループ支援を続けていくでしょうね。
私自身もそんな姿勢の方が好きです。
 

2013年11月26日火曜日

Newsletter from Addis Ababa, Ethiopia: No. 5

Field trip to Northern Ethiopia
I travelled Tigray region, Northern Ethiopia, SAA is involving agricultural developing project for small-scale famers in the region, too. I visited several project sites with my Japanese colleague Mr Inui is managing projects in the area, the projects are supported by Japanese Grass Roots Fund.
I used to travel several times to Mali, Nigeria and Uganda, but I have only once travelled in Ethiopia, from the experience I expected Ethiopia has only dry land. But in fact Ethiopia has several environments, dry land, wet-low land, high mountains … Within the Tigray region has all of the environments. So his covered fields are all unique with other in the region.

Link to PDF version

  1. Field trip to Northern Ethiopia
  2. Shooting short movie for “Africa-Rikai Project”
  3. It remind me how difference value of Ethiopian money with Japanese Yen
  4. Computer doesn’t like Coke and Pepsi


2013年11月25日月曜日

Mobileデバイス作っているのはガーナだけじゃないぞ!

先日、週間アスキーのWebサイトにて
 「スゴイぞアフリカ製100ドルAndroidスマホ! PCはOSコストが課題」
  リンク
なんて記事を見ました。

しかし、Addis Ababadだって、Mobileデバイスを作っている?組み立てている?
会社はあります。
個人的にはエチオピアで組み立てているTANA Mobileの携帯電話を一時使っていました。
TANA Mobile
一応画面は液晶。

そしてつい先日、調達絡みで見積もりを取りに街中のお店を訪問していたら・・・
あれ?これってタブレットじゃん??
ポスターに書いてあるWebサイトを訪問してみました。
Escape ComputingというAddis Ababa市内にある会社が関わっている様です。
  Webサイト:http://escapecomputing.com/
しかし、目立った製品はこのタブレットぐらい。
どこで組み立てているのだろうか?
サポート体制等は大いに不安な製品ですが
お店に貼ってあったポスターではETB 7,302との事です。US$ 380ほどします。

う〜ん、買う人いるのだろうか?
 

2013年11月23日土曜日

ウガンダでの出張終わり、そしてエチオピアへの戻り途中。

当初の目的を果たしてUganda出張終了。
出張中にもらってきた宿題もあるけど、ひとまず目的を果たして一安心。
毎度ながら、Ugandaの空、雲、大地、そしてVictori Lakeは美しい。
Ugandaからの飛行機に限らず、 Africa大陸発、Africa大陸行きの機内で度々見掛ける光景。
こちらのお客さん、祈っていらっしゃいます。
盗み撮りしてご免なさい。
旅の無事を願うのは大切な事。
でも何と言うか・・・全てが「神様のご加護」と考えていらっしゃるのも
個人的にはどうかと思ってしまう。
その他、多くの所でこの“祈り”に頼ってしまう事が多い様な・・・。

彼の祈りのお陰で無事にAddis Ababaへ到着。
しかし、今日は空港の様子が少し違う感じ。
入国管理のところがいつもより込んでいたのに始まって
その後、預け荷物の所がとても変!
ターンテーブルを降ろされた大量の預け荷物達
ターンテーブルを降ろされた大量の荷物達。
この降ろされた荷物は、もう一山ありました。
どう考えても入国管理の所に居た人達の数とはあわない荷物の量。

主をまつ荷物達、無事に主の元へたどり着けるのでしょうか?

2013年11月22日金曜日

あまりにもパフォーマンスが低いインターネット

ウガンダ事務所のInternetは、依然としてADSL接続のInternetです。
かつてEthiopia事務所もADSL接続でしたが
PINGにて接続状況のログをとったところ、1日の業務時間中
40%もInternetが不通である事がわかり、その後は光ファイバー接続にしました。

ウガンダ事務所もかねてからネット接続環境の悪さは気になっていたのですが
128KbpsのADSL接続から
いきなり光ファイバーへ切り替えるのは・・・上司の了解を得られません。
ここまで段階的に速度を引き上げてきました。
配線業者の意向でぶら〜んとしている画面の右上のADSLルーター
体感的には「物凄く遅い!」のですが、数値として記録に取ってみる事にしました。
ネット接続の平均速度
遅いですね。この回線を20台程でシェアしています。
契約しているのが256Kbps(11/20からは512Kbps)なので
ベストエフォートとはいえ理論値の半分から1/4(1/8)程しか速度が出ていません。
ISPと同じ会社の電話回線、なぜかとてもノイズが多いので
このノイズの多さが原因の様です。

とはいえここは途上国、電力事情が不安定なので
頻繁に近くで発電機等が動いている事を考えると、ノイズが減る望みはなさそうです。

ADSLから次の段階への移行を考えねばなりません。
 

2013年11月21日木曜日

いきなり活躍の場がやってきた!

今年の4月頃から笹川アフリカ協会のウガンダ事務所にて
停電の頻度を記録する様にしました。
とはいえ、人力ではなくて、さすがに機械で記録を取りましたところ・・・
なんと停電の多い事でしょう!
時には24時間停電どころではなく、5日間ほど断続的に停電なども発生しています。

こうした停電対策として一般的なのがGenerator(発電機)を導入する事ですが
これは停電が多ければ多い程、燃料代が掛かってしまいます。
以前、UNICEF Eritrea事務所で見たUPS(無停電電源装置)は
大きなバッテリーが複数台繋がっていました。
APC製の大きなバッテリーを複数代導入するのはコストの面で大きな問題です。
かといって太陽電池はまだまだ高いし・・・。

「なんとか身近に手に入るバッテリーで動く様なバックアップ電源装置はないものか?」
と思って探してみたらばあるもんですね。
自動車のバッテリーなどでも動くバックアップ電源を導入しました。
現在、予算の関係上で6台のバッテリーに留まっております。
事務所全体をこのバックアップ電源装置に繋げたいところですが
さすがにそこまで大容量の電源装置を導入すると
コストも、場所もものすごく掛かるので
事務所内にて優先的に接続する機械を決めて、容量を絞って設計しました。
Internet接続機器、Wi-Fi、電話、1台のネットワークプリンタと
数名のスタッフのパソコンが優先的に接続する機械です。

先日、このバックアップ電源装置の設置完了のお知らせをもらって
今回はその動作確認、設置確認などをする為にやってきました。
すると・・・
到着した日から、月曜日の夕方までいきなり停電!
さっそくこのバックアップ電源装置の活躍となりました。

お外のお空はとってもいい天気。
他の組織のGeneratorが唸り声をあげています。
でも、週明けの月曜日、朝一から電気はやってきません。

装置の設置確認、動作確認はいきなりの活躍の場のお陰で、無事に済みました。
Inverterの容量は、余裕があるので今後の拡張にも耐えられる様になっています。
さて、今後としては装置が電気を供給できる時間を延ばす事を考えるのですが
追加のバッテリー導入を進めるか?
はたまた太陽電池パネルを導入するか?

お財布(予算)と相談です。
 

2013年11月20日水曜日

ついついやってしまうiOSのアップデート iOS 7.0.4

メッセージが出るとついついやってしまいます。
やっても、何も変わらないとわかっちゃぁいるんですけどね。
このメッセージに弱い。
今回は17MBのダウンロードだったので、割と簡単にダウンロードできました。
インストールも割とチャッチャと完了。
無事にiOS 7.0.4になりました。
アップデート完了すると、Bluetoothが必ずOnになっている気がします。

何か変わったかって?いえ、特に感じません。
 

2013年11月19日火曜日

Great Run 2013向け安全対策

毎年11月も下旬が近づくと
アディスアベバでは、職場では、Great Runの話題が出てきます。
昨年、私自身も参加しましたが・・・標高の高さから思う様に走れず
最後は少々ばて気味?脱水症状気味?になった気がします。

このGreat Runは参加者数が物凄く、37,000人程(2012年)が参加します。
 ※青梅マラソンは12,000人程 
スタート地点、物凄い数の参加者!

スタートと同時に押し合いへし合い!

さて、今年も11月23日にGreat Runが予定されていますが・・・ここで少々問題が。
今年の10月14日に、ソマリ地区にて爆弾を作っていたと思われる2名が
作る際のミスにより爆発を起こしてしまい、死亡する事件がありました。

折しもワールドカップ予選エチオピア対ナイジェリア戦が開催される前で
この無くなった2名は、この試合会場にて爆弾を爆発させて
爆破テロを企てていたとの見方が有力です。
8月のケニアのナイロビで起きたテロ依頼、エチオピアも治安引き締めに躍起ですが
この先どうなるでしょう。

さて、ここまでは実は前置きで、ここからが本題。
今年のGreat Runは、一体どのような安全対策をするのでしょうか?
沿道10kmのコース全体をくまなく警察を立てるのか?
約37,000人の参加者一人一人をくまなくボディチェックを行うのでしょうか?
私の得た情報(事務所の運転手さん(ド)との世間話)からでは
そんな非現実的な方法ではありませんでした。

 私:今年もGreat Runが予定されているね。
 ド:そりゃぁもちろん、これまで例年開催されているからね。
 私:でも、今年は安全対策は大丈夫なの?
 ド:安全対策?
 私:だって、ナイロビでのテロ以来
   ソマリアの周辺国はみ〜んなセキュリティレベルを上げているじゃん。
 ド:エチオピアは大丈夫。
 私:言い切るねぇ。
 ド:エチオピアのセキュリティレベルは
   元々ケニアなんかとは比較にならない位高いんだ!
 私:え〜ぇ、でもさぁ、ソマリ地区で爆発騒ぎがあったり
   国境付近の街でバスが爆破されたじゃない。
 ド;後者が国境付近だから関係ない。
 私:う〜ん、では前者のソマリ地区は?
 ド:前者もソマリ地区で起きただろう?エチオピア人の居住区じゃない。
   しかも作っている最中に爆発して、失敗したじゃないか。
 私:え?だって、爆弾作れる材料は揃うってことでしょ??
 ド:いやいや、神様が爆弾作るの失敗する様にして下さったんだ。
   神様が我々を守ってくれているから大丈夫だ。
 私:・・・。

神様を持ち出されては、いかなる安全対策よりも有効に聞こえてしまいます。

え?私はどうするかって?参加しませんよ。
 

2013年11月18日月曜日

海外でDVD買っても見られない恐れあり。

10年程まえ、ブータンの映画館にて「Travellers and Magicians」という映画を見ました。
ブータン人監督の作品で、なかなかよく出来た話でした。
“コレクションに加えたい”のではなく、純粋に再び観たかったのですが日本では未発売。
海外のAmazonにて注文して、転送サービスを利用する事も考えましたが
転送料金の方が、DVD本体よりも高くなってしまうのでタイミングを伺っていました。

そして長い年月を経て、遂に手に入れたDVD!!
やっとこ!やっとこ手に入れました!
しかし、簡単に再生できないのがDVDの厄介な所。
DVDにはリージョンコード(Region Codes)というものがあり
自分の地域以外のDVDは一般的に再生できない仕組みになっています。
なかには複数の地域で再生できる様にしてあるDVDや、DVDプレイヤーもありますが
単一地域でしか再生できないのが一般的!

では、パソコンのDVDプレイヤーにて再生しようとするとこんなメッセージが出たりします。
残りの変更可能回数確認は、要チェック!
ここに書いてあるメッセージの中で
 「あと◯◯回だけドライブのリージョンを変更できます」
このメッセージは要注意!
ドライブのリージョン書き換えは、DVD再生ソフトへ行うのではなく
DVDのハードへ行います。
この変更回数が限度回数に達してしまうと、そこでリージョンが固定されます。
こうなってしまうと、どうにも変更する事は出来ず、ハードを買い替えるしかなくなります。

今回、買ってきたDVDはRegion 1。
これまでMacで再生してきたRegion 2とは違います。
さて、今回この1枚のために、リージョンを変更するかどうしようか・・・悩み中。
 

2013年11月15日金曜日

お給料と援助

出勤途中の事務所運転手さん(ド)との世間話シリーズ。
ラジオから流れてくるアムハラ語放送の内容を教えてくれました。

 ド:あるインド人がエチオピア人を雇っている会社での話した。
   ある日、インド人が部下のエチオピア人を呼んだそうだ。
   「おい、君の給料は35,000Birrと高すぎるので、下げたいのだが」
 私:35,000Birrってけっこう良い給料だね。US$2,000ちかいじゃん。
 ド:うん。確かにそうだ。しかし彼女は冗談だと思って本気にしなかったそうだ。
 私:インド人は冗談じゃなかったの?
 ド:そうらしい。そこでインド人は更に
   「エチオピアには依然として2400万人の貧困層が慢性的な食料不足に苦しんでいる。
    その人達に、少しでも分けた方が良いと思うのだが?」
 私:で、その女性は結局どうしたの?
 ド:自主的に退職したそうだ。
 私:その・・・、そのインド人がした事はどう思う?
 ド:賛成だね。

貧困で苦しんでいる人が居る一方、こうした高給取りが居る事も事実。
貧富の格差はドンドンと広がって行くエチオピアです。

ドライバーの発言も
 「この人は沢山お金を持っているじゃん、貧しい人へ施しをして当然だ」
という気持ちもこもっている様に感じます。
これって援助国へ対する気持ちに通じている気がします。
 「裕福な国が、貧しい国へ援助をして当然」
そんな印象をアフリカ大陸で仕事をしていると感じる事がしばしば。
それは宗教観に繋がっていたりするので、なかなか根が深くて難しい問題。

おんぶに抱っこでは、いつまで経っても自立は難しいと思うのですが
この既成概念はなかなかひっくり返りそうにありません。
 

2013年11月13日水曜日

“殺人罪”よりも重い刑

出勤途中の事務所運転手さん(ド)との世間話シリーズ。
ラジオから流れてきたニュースに耳を傾け、そのニュースの事を教えてくれました。

 ド:陽介、これはひどいニュースだ。
 私:え?どんなニュース?
 ド:Mescal Squareの近くにある教会そばで人を一人跳ね
   Mescal Square付近で他の車と接触して
   Dembel付近にて、さらに一人跳ねから、他の車と接触事故を起こして止まった。
   この車を運転していた人は捕まったんだけど・・・無免許だった。
 私:う〜ん、刑務所行きだね。
 ド:もちろんそうだ。
 
 私:仮にだよ、この運転していた人が20歳未満とか、18歳未満だとどうなるの?
 ド:その場合は・・・親が刑務所に入れられるんだ。
 私:え?親が??
   本人は無罪放免!?
 ド:その代わりに親が刑務所へ入るからね。
   でも、例外がある。
   過去に窃盗、喫煙、・・・等色々おかしていて、親としてもどうしようもない場合は
   親が刑務所に入らず、18歳未満でも刑務所おくりになるんだ。
 私:へ〜、日本でも少年院ってのがあるよ。

 私:先のニュースの件、どれくらいの刑期になると思う?
 ド:そうだなぁ、裁判所がどう判断するか何とも言えないが
   少なくとも6〜7年くらいか。
 私:他にどういった犯罪が重い刑期になるの?
 ド:もちろん殺人だ。あとは強盗、反政府活動。
 私:殺人よりも刑が重くなる事は何?
 ド:比べるまでもなく、反政府活動だね。
 私:「比べるまでもなく」!
 ド:刑務所でも他と隔離されて収監されるんだ。
 私:特に重い刑だと、地下牢に入れられて、一日数時間しか外の光を浴びれない。

殺人よりも、反政府活動の方が刑が重いとは・・・ 北朝鮮もそうなのかな?
  

2013年11月11日月曜日

iPhoneのiOSアップデート依頼も簡単に受けられない

同僚からのお願いで、これまた多いのが
 「iPhoneに◯◯ってソフトをインストールして」
 「iPhoneのiOSをアップデートして」
等。

しかし、これらを安易に引き受けてしまうと、泥沼にはまる恐れあり!

先日、同僚から「子供のiPhoneへOperaをインストールして」とのお願い。
無料ソフトなので、簡単にインストール出来るかと思ったら・・・
無料アプリといえども落とし穴が潜んでいる。
アプリをダウンロードしようと思うと、警告がでます。
どうやらiOSのバージョンが古いらしい。
ここでiOSのバージョンを確認してみると・・・
iOSのバージョンはiOS 4.1也
やはり古めのiOSです。
でも、ここで親切丁寧に「iOSのアップデートをしてあげよう!」なんて思ってはダメです。
大きな落とし穴となりうるのが
 そもそも、このiPhoneってSIM Freeなの?
エチオピアではAppleはiPhoneを2013年11月1日現在販売していません。
となると、エチオピア国内で使われているiPhoneは
もともとSIM Free、もしくはなんらかの手段を経てSIM Lockを外されています。

元々がSIM LockであったiPhoneを公に出来ない方法でSIM Freeにした場合
iOSをアップグレードするだけで、再びSIM Lock状態に戻ってしまいます。

じゃぁ、どうやって元々SIM FreeなiPhoneか?元々はSIM Lockか確認するか?
100%ではありませんが、Model番号から確認する事が出来ます。
こちらのWebサイトにて確認を行いました。
http://iphonefrom.com/en/

すると・・・
「Your device is maybe sim-locked」だって。
おそらくSIM Lockとのこと。おー危なかった。不用意にiOSをアップデートしたら
SIM Lockを外すまでやらなきゃならなかったです。

ちなみに、私自身のiPhoneは・・・
はい。SIM Freeです。
やっぱりFactry SIM Freeでした。

え?どうしてこんな事をわざわざ書くかって?
だって、実際にiOSのアップデートを頼まれて
やってみたらSIM Lockになってしまった事が以前あったんです。

くわばらくわばら。
 

2013年11月8日金曜日

渋滞の原因は、工事だけではない。

アディスアベバ市内、依然としてあちこちで道路工事が進んでいます。
というのも市内を縦横に走らせようと計画している
LRT(Light Rail Transit)の 建設が進んでいます。

しかし、工事に伴って通行止め箇所がドンドンと増えて
朝の出勤時間帯等は渋滞が頻発しています。
しかしこの渋滞、実際に体験してみると工事だけが原因でない様子。本来は反対方向の道路まで渋滞してしまうのです。

というのも・・・せっかち?ルール無視?モラル無し?
 「逆行して、車線を塞いでしまう」
からです。


このLRTが完成した暁には、果たして市内の渋滞は解消されるのでしょうか?
タクシーや、バスと違って、電車は急には止まれません。
車と電車の接触事故が後を絶たない気がしてなりません。

2013年11月6日水曜日

「ウィルスに感染した!」と一概に言うけど・・・

一般的に途上国のコンピュータの多くは、コンピュータウィルスの温床。
それもそのはず、きちんと対策を施していないコンピュータが殆どだから。
仮にウィルス対策ソフトをインストールしていても
パターンファイル (ウィルスの情報)を更新するのは稀。

 同僚「陽介、ウィルス対策ソフトが入っているのに、どうして感染する?」
 私「10年前の薬は、新たに発見された病気には効かないでしょ?」

と、たとえ話を出して説明して“こまめにパターンファイルを更新してね”と言っても
ケチケチ(従量制課金)インターネットでは、こまめに更新するのも無理な話。


さて、ウィルスにまつわる事ですが、先日同僚から
 「ウィルスに感染した〜」
と言われてコンピュータ、USBメモリ、カメラのSDカードが持ち込まれました。
コンピュータはフルスキャンをウィルスは見付からず。
では、USBメモリと、カメラのSDカードは・・・ 
あれ?ファイルシステムが壊れている?とりあえず無視。
開いてみると・・・中身はほぼ空っぽ。
ショートカットが2つだけ。
しかし、マイコンピュータ内で見てみると・・・データはある様子。
Gドライブは1.6GB程使っております。
SDカード内のファイル、フォルダが隠しファイル属性になってしまっている様子。
コマンドプロンプトから操作してやって、ファイル属性を変えてあげます。

ドライブ名を間違えると偉い事になるので、ここは慎重に!
「attrib /S /D -H -S」のオプションの意味は
  • /S: 現在のフォルダと全てのサブフォルダの一致するファイルを処理する
  • /D: フォルダも処理する
  • -S: システムファイル属性を取る
  • -H: 隠しファイル属性を取る
です。
ドライブを間違えない様に!そして実行!
改めてフォルダ内を表示させると・・・
隠れていたフォルダが表示されました。
マイコンピュータ内でも表示される様になりました。
1つ怪しげなスクリプトファイルが発見。

コマンドを実行した後、怪しげなスクリプトファイルが見付かりました。
まぁ、十中八九、これがメモリやSDカード内のファイルを隠してしまったスクリプトですな。