2011年12月31日土曜日

2011年を振り返る

毎年?2年に一度?くらいの頻度で立場がこれまで変わってきました。
昨年(2010年)でボランティアが終わって
違った立場でのエチオピア赴任となりました。

これまでJICAや国連は経験していても、“NGO”というのは初めての経験。
2011年2月から仕事を始めた笹川アフリカ協会は、現地スタッフを中心とした組織。
これまでとは、再び勝手の違う環境となりました。
試行錯誤の中での仕事、なかなか思う様にすすまない面もありましたが
「改めて自分自身を試されている」と思って、踏ん張ってやってみました。

エチオピアから遠く離れた日本での東日本大震災、おばあちゃんの他界、理事の急死。
何か大きな渦に飲まれている様な一年でした。


以前、仲のよい友人と
「カエルも飛び上がる為にはしゃがまなければならない
うちらは今、しゃがんでいる時だ。 ずうっとしゃがんだままかもしれないけど
などと話しておりました。
ちこっと飛び上がれたと思える2011年。

心身ともに新たなスタートラインに年末に立ったので
2012年、急に物事全てが上手く回るとは思えませんが
大きな欲をかかず、もう少し今年よりも飛び上がれるような2012年としたいと思います。

2011年12月29日木曜日

選択肢が多いのも困りもの

テニスのガットだけでこんなに選べる?
エチオピアのスーパーは、物は揃っていても
割と選択肢が少ないのが現状です。
「買い物でも必要な物=購入する物」
となります。
一時帰国でもそうですが、スーパーへ行くと何を買っていいのか
生活用品でも困ってしまいます。

今日はテニスラケットのガットとグリップ張替え。
これだけ種類が多いと、どれにしていいのか困ってしまいます。
でも、これって日本じゃ普通ですよね?

懸案事項

10月に亡くなったおばあちゃん。
でも、エチオピアからでは葬儀に参列する事も出来ず
今回の一時帰国中にお墓参りをする予定でいました。

奈良に住んでいる兄夫婦一家とともに、おばあちゃんのお墓参り。
直接報告したかったけど、墓前にて報告も済ませてきました。


これで懸案事項が終わって、年を越せそうです。

2011年12月28日水曜日

ブータンのDVDをさばく事にした。

実家のベットの下で眠っていた大量のDVD。
とはいえ、AVのビデオではありません。



愛知万博の時に、ブータン館にて販売していたDVD制作に関わっていたのです。
「こんなこと、二度とないだろう!」
ということで、また、名刺代わりにもなると思って個人的に追加注文をしておきました。
ある程度は配ったりしたのですが、流石に全てをさばくのは無理そうなので
この年末年始で一時帰国をしたタイミングを利用してさばく事にしました。



Yahoo!オークションにて「ヒマヤラからの贈り物」と検索して下さい。
制作に協力して下さった方々の事を考えると利益は取れません。
DVDの製造原価+送料にて出品中です。


Yahoo!オークション:Link

2011年12月27日火曜日

味気ない

Windowsは、Windows XP、Windows Vista、そしてWindows 7。
Mac OS XもPanther、Tiger、Leopard、Snow Leopardと経てきました。

これらOSもそうですが、ソフトウェアは大概がCD-ROMやDVD-ROMでの提供が一般的。
そんなこれまでの常識を大きく覆したのがMac OS XのLionです。
基本的に販売はダウンロード販売。

日本や先進国ではダウンロード販売は問題ありませんが
ブロードバンドが普及していない途上国となると問題です。
ソフトに限らず、iTunesでの音楽などの販売も基本的にダウンロード。
iPhoneやiPadのiOSのダウンロードですら失敗する事しばしば。


Lionに関しては、USBメモリでの提供もあるのですが
これまで一般的であったCD-ROM等での提供ではなく
こんなにも簡素なパッケージとなっています。


一番手前、台紙に乗ったUSBメモリが全てです。
味気ない。

2011年12月26日月曜日

クリスマスプレゼント

12月25日の朝、多くの家庭では子供達の歓喜の声が上がったはず。
でもまぁ、30歳も半ばになるとクリスマスだからと言って・・・これと言って何もなく。


一時帰国の楽しみと言えば、お風呂や、魚料理を食べる事、買い物、....etc
色々あります。
そして日本に帰ってきた事を大きく実感する事の中の一つに

「富士山を見る事」

と言うのがあります。
東南アジアからの飛行機だと、機内から見えるのですが
トルコからの飛行機では見えません。

12月24日の夜から御殿場駅前のビジネスホテルに宿泊。
周囲に高い建物がなく、このビジネスホテルはひときわ高い建物です。
翌朝、目覚ましで目を覚まし、テレビを付けると“晴天”を伝える中継。
そして背後に富士山が写っています。

思い出した様にビジネスホテルの窓を開けると、裾野まで綺麗な富士山が見えました。
サンタさんから素敵なプレゼントをもらった様な気分です。
新生活にいいことありそう。

部屋から眺める富士山
12/24の午後、御殿場I.C.で見た富士山

2011年12月23日金曜日

日本からの電話着信

海外で仕事をしていると、日本との連絡手段に頭を悩ませる事があります。
コンピューターにある程度精通している相手ならいいのですが
そうでない場合、困ってしまいます。

たとえば両親。
基本的に従来は電話のみだったので、過去は電話での連絡でした。
しかし、これでは国際電話になるので料金もそうですが
日本から海外へ掛けてくる事自体が難しいです。
昔の様に001を付ければいいのではなく、電話会社を選ぶ必要があるからです。


バンコクに居るとき、こんな機械を見付けました。
Skypeのソフトウェアを組み込んだ、電話機型のSkype機器です。
小型で無線LAN対応型の機械もありましたが
こちらの機械の方が有線接続ではありますが「一番話しやすい!」と評判です。
Belkinという日本でなじみのない会社ですが
全く同じ形で色違いがAmazonなどでも売っています。
現在はこの機械を実家と、彼女の家に置いています。

しかし、これだと
『掛けてくる相手がSkypeを使っている事』
が前提になってしまいます。
Skypeの有料サービスで、日本国内の050で始まる番号を取得出来るのですが
値段が少々張りました。
しかもSkypeから日本国内へ発信する際に
発信者番号が表示されるか?されないか?が不確か。

そんな中、見付けたのがこれ。
iPhone上の050+アプリ
受け手側でiPhoneやAndroid携帯が必要になりますが
日本国内からは050で始まる番号が月々315円で取得出来ます。

050 Plusの画面
留守番電話や、不在着信については指定したメールアドレスへ通知してくれます。
Skypeのサービスと違って、050 Plusから発信すると
付与された050の番号が相手先へ通知されるので“非通知発信”となりません。
050 Plusのサイト:http://050plus.com/

基本利用料が315円というのも魅力。
さてさて海外での使い心地や如何に?

2011年12月22日木曜日

学制版割引ソフト購入

アカデミック パックってご存知ですか?
多くのソフトウェア会社が、学生や教職員向けに販売している
通常価格よりも割安な価格にて提供している一連のソフトウェアを指します。

条件はそれぞれの会社にあるでしょうけど
大概は“学生や教職員であること”が条件となります。

え?お前は学生か?
そうなんです。通信制ですが大学院に通っているので学生です。
今年に入ってから、髪の毛を切る時も学割にて切っております。
学生・教職員向けライセンス
ちなみにこちらのパッケージ。
購入してパッケージを開けてもシリアル番号とかが記載されておりません。

学生証をカメラで撮って、同梱されているクーポンの番号を送って
2日後くらいにシリアル番号が送られてきました。
高校、大学生の頃って、こうした学割制度があっても、そもそもお金がない。
学割でも高嶺の花だったソフト
社会人学生の今は、ちょっと手近な値段で買う事が出来ます。

2011年12月21日水曜日

通勤ライナーで束の間の休息

今日は彼女の有給消化日だったので、二人してお出掛け。
というよりも、二人共通の用事を済ませに都内まで。
一日中、予定をビッチリ組んでいたので
ボーッとする時間もなく一日が過ぎて行きました。


さて、全ての予定を何とかこなして、家へ帰る段になって
これまで利用した事なかった通勤ライナーを利用してみました。

一人500円の着席券
東京駅出発時、車内は割とガラガラだったにも関わらず
新宿駅ではドドッと人が乗り込んできます。
出発すると、椅子を倒したり、家へ着くまえの一足先の晩酌を始めるサラリーマン。
寝息を早々に立てるサラリーマン。

サラリーマンは日々頑張りながら
たまにこうして500円の着席券を買って
束の間の休息を手に入れているのを感じます。

サラリーマンはこうして頑張っているのに・・・どうして景気は良くならない?
大臣、総理大臣の方々、コロコロ交代せずに、もっと頑張って下さい。
日本のお父さん達は頑張っています。

2011年12月20日火曜日

第52回 2011年 報道写真展

出国前にドタバタというより、浮かれていて予定の確認がおろそかに。
そんな結果、やってしまった「健康診断の日付間違い」。
空いた時間をボーッとするのも、もったいないので
三越本店で開かれている『報道写真展』を見てきました。


 
今年の報道関連と言えば、東日本大震災の事が避けられないでしょう。
しかし、震災当日、その後も日本に居なかった僕としては
その写真達は衝撃的過ぎました。

エチオピアという遠い国に居て、震災関連の情報は
インターネットであったり、日本からの出張者からもらう新聞であったり。
報道写真展へ行って「情報量としては限られ居ていた」と認めざるを得ません。
大半の写真、凝視する事が出来ませんでした。


今回の震災は自然災害だけに限らず、未だに大きな問題を引きずっています。
「原発事故の収束宣言がされたからと言って、“終わった”と履き違えてはいけない」
と改めて思った次第。

2011年12月19日月曜日

一時帰国

12/17にアディスアベバから出国。
トルコのイスタンブールを経由して日本へ。
延べ所要時間は24時間以上。
エチオピアから日本をみていると、物凄く遠く感じる。
でも、たった24時間程時間を掛ければ帰れてしまう。

一時帰国前、私自身はかなり浮かれていた様子。
同僚への引き継ぎは、メチャクチャ。
地に足着いてない感じであったそうな。
同僚の日本人からも、出国日晩に開催された食事会で
「瀬畑さん、今日は凄く浮かれていましたよ」
と言われる始末。

帰ってきて思う。
やっぱり日本は落ち着きます。
湯船に使って、“ふぉー!”っと奇声を挙げて身体を温めると、一気に疲れが出てくる。


帰国して直ぐだと思っていた健康診断。
今日じゃなくて、21日でした。
そんな初歩的な事も出来ないくらい、浮かれていた様です。

平日朝の静かな銀座界隈

2011年12月17日土曜日

間に合った。

途上国で“約束”ってのはなかなか難しいです。
約束しても、それがその通りに果たされるかどうか・・・かなり微妙。

11月、協力隊員同期が仕事でエチオピアへやってきました。
その際に、街中の革製品屋さんでバックを注文して帰って行きました。
出張中には出来上がらないので、 引き取りは頼まれておりました。


出来上り予定日、案の定出来ておらず。
とはいえ、12/17からは僕自身も休暇に入ってしまうので
休暇に入るまでに出来上がっていないと、友達へ届けるのは半年以上先。

期待をせず、今日の夕方もお店へ行ってみました。
すると店主は
「出来上がっていますよ」
と前回同様に優しい笑顔で応えてくれました。


両方で1650Birr。日本円にして8250円程です。
間に合って良かった。
こうして約束を裏切らない事が、顧客を増やして行くってのを学んで欲しいです。

2011年12月15日木曜日

お主、女子(おなご)ではなく、男じゃったかー!

昨日、大家さんの従兄弟から紹介された時
彼は「She is ....」、「She is ....」って何度か言っていたので
てっきり女の子かと思っていた。


昨日も仕事から帰ってくると、可愛らしい声で泣いている?鳴いている?
さっそくカメラを持って駐車場へ。
距離を開けて走り回っていた。
ビクビクと震えていて、なかなか近づいて来ない。
そりゃぁ、そうだわね。

小刻みに身体を震わせている。かわいそう。
手に取って持ち上げてみると・・・

お主、男じゃないかーーーー!
ちっこいのがくっついておる。
でも可愛い事には変わりはなく、拉致してしまいたい。

そんな事を考えていたら大家さんの妹さんに見透かされたのか
「犬がもう一匹欲しいなら、連れてくるわよ」

まだ名前も無し。これが彼の仮住まい。
ずいぶんと簡単に言いますな。その辺で落ちている訳でも無し。
この子はどうやって、この家へ来たのだろうか?
聞かない方がいいかもしれない。

2011年12月14日水曜日

Star Allianceにエチオピア航空加盟

エリトリアに赴任して直ぐの頃、エジプト航空がStar Allianceに加盟した。
そして今年、「Ethiopian AirlineがStar Allianceに加盟する」と聞いていた。
予定されていた9月になってもその気配は全くなし。

「こりゃぁ、年内は無理かな?」

なんて思っていたら、先日出勤途中のラジオから
「Ethiopian AirlineがStar Allianceに加盟する」
ってニュースが流れておりました。でも、肝心の“いつ”って部分が判らない。

そして遂に12月13日、Ethiopian AirlineがStar Allianceに加盟しました。
エチオピア航空のWebサイトより
StarallianceのWebサイトより

これでANAで受けているサービスを同じ様に受けられる様になります。
何が嬉しいって、荷物制限が通常の重さ+20kgって事です。


2011年12月13日火曜日

新しい家族の登場

今日はやけに子犬の鳴き声がします。
ご近所に迷い込んだ犬でも居るのかな?
晩ご飯を食べる頃になっても聞こえ続けます。

晩ご飯を食べ終わってから庭へ出てみました。
んん?庭の片隅にある小屋と呼ぶには
あまりにもお粗末な小屋から鳴き声が聞こえてきます。

ナナが走りよってきて相手をしている間に
大家さんの従兄弟が僕の気配を感じて出てきました。

「子犬の鳴き声が迷惑だった?」
 もちろんそんな事ありません。

早速見せてもらいました。おぉ!なんと可愛いのでしょう。


え?何も見えない?だって、実際に暗いんですよ。
実は黒い画像なんですけど。暗過ぎて写真が撮れません。

でまぁ、ミルクしか飲まなそうな子犬を真っ暗な所へ置いている訳を聞きました。
「小さいうちに、こうして狭くて暗い所へ置いておくと、あとで強くなるんだ」
と言います。

本当か?面堂 終太郎みたいに、暗所恐怖症・閉所恐怖症になってしまわないか?

2011年12月11日日曜日

気付かなかった“音”

まだ、屋根よりも高い所に設置してある水タンクへ水が貯まりきらないからか
夜になると水道から水が出ない事がある。
でも、明け方には水が出る様になっているから格段の改善!

水道の悩みが格段に減って、なんとなく気持ちにゆとりが出来た。
土曜日の朝、最近続けていた起床の早さから
土曜日というのに早くに目が覚めてしまった。

のんびりと本を読んだり過ごしていると
個々最近気付かなかった“音”が増えている事に気付いた。
耳慣れない鳥のさえずり。
そのさえずりを聞きながら午前中はゆっくり過ごす。
暫しナナとバードウォッチング
午後、買い物に出ようと思ったけど、例の鳥のさえずりは相変わらず聞こえてくる。
玄関を出た所で、大家さんの飼い犬であるナナと暫しバードウォッチング。
さすがに鳥達は近くへは降りてきてくれない。

今まで気付かなかった青い鳥

(拡大するが、さすがに105mmレンズでは小さい)
(拡大するが、さすがに105mmレンズでは小さい)
(拡大するが、さすがに105mmレンズでは小さい)


バードウォッチングを終えて買い物へ出ようとするとナナは着いて来ようとする。
門を出て、振り返ってみると・・・門と地面の隙間にはナナの鼻があった。

地面との隙間にナナの鼻

いつも一緒だったビスマルクが居なくなって、遊び相手の居ないナナ。
寂しいのだろうな。
彼にもなるべく声(日本語だけど)を掛ける様にしてあげている。

2011年12月9日金曜日

「幸せ」とは心が決めるもの

先週から?いや、先々週から水道の蛇口をひねっても水は出ませんでした。
かれこれ、今日で14日目。
最近はあきらめも出てきて
「まぁ、休暇から帰ってきた時に水が出ればいいか」
と思っておりました。


今朝もAM5:30に起床して、かすかに貯まった水を使って寒風摩擦の如く
髪の毛をチョロチョロと心もとなく出てくる水で洗い
顔を洗って、身体は濡らしたタオルでゴシゴシと。
お〜ぉ、寒い寒い。

台所に蓄えているペットボトルに入れた水も
だんだんと本数が増えてきました。
全部で10Lと、写真に見える右側の銀色の筒も水が入っています。

いつもお掃除のおばちゃんが用意してくれる水
 今朝、朝ご飯を用意している時間帯。
ここ最近は水道から水は出なかったのですが・・・今朝は出た。
とはいえ、期待は禁物。
仕事から帰ってきて、蛇口をひねっても水が出ないと余計にがっかりするから。

しかし、帰宅して蛇口をひねっても水が出ます!
もしや?復旧した?
ちょっと嬉しくなって意味もなく何度も蛇口をひねっては水を出し
手を洗ってみました。


「水道から水が出た」たったこれだけの事で幸せを感じた今夜であります。
よ〜ぉし、ぜいたくに温水シャワー浴びちゃうぞー!

2011年11月29日火曜日

早起きは三文の徳

今朝もいつも以上に早起き。
ただいまエチオピア時刻の5:30amです。
外は真っ暗です。


え?なんで早起きしているかって?? シャワー浴びる為ですよ。
大元の水道の水圧が工事で極端に下がっています。
日中は大家さんの設置した水タンクへ水が上がらないらしく
帰って来て蛇口をひねると水が出ません。

しかし、夜遅くは屋内の水道管に水が流れている音が聞こえます。
「ってことは・・・明け方は水タンクに水が貯まっている?」

この予想は的中!
明け方ならシャワーが浴びれます。
シャワーを浴びる為だけに、いつもより早起きしています。


でも、いつまで早起きを続ければいいのじゃ??

2011年11月28日月曜日

エチオピア便り No.04

 雨期も終わり乾期がやってきました。当然ながら晴天の日が続きます。週末のテニスも、テニスコートへ水をまく事から始まります。エチオピアでは“真実の十字架を見付けた(Meskel)”とされる9/27を境に晴天続きとなりました。
 この9/27は街中は大騒ぎでした。あいにく天気が悪かったので、私自身が外出したのは翌日なのですが、翌日も教会へと足を運ぶ沢山のエチオピア市民に出会いました。
 乾期に入るとともに朝晩の冷え込みが緩み、雨期の間の様な冷え込む日が減って来た様に思います。日中の気温も高くなり、週末のテニスをする際の飲む水の量も増えて来た様に感じます。これから半年程は、こうした天気が続くのでしょうか。


内容
  1. お金を取っても「プロフェッショナル」とは言えない
  2. 生活環境改善
    1. 冷蔵庫
    2. 水道事情

お主、全てを無にしおったな!

金曜日から水道から水が出ません。
裏に住む大家さんもホトホト困った様子。
僕も困っています。


でも、蛇口をひねっても空気の音がするだけで何も出ない。
これではどうしようもありません。

幸い?週末はテニスを楽しんだ後、Hiltonホテルのシャワールームにて
たっぷりとシャワーを浴びれるので、ここぞとばかりにシャワーを浴びました。
シャワーを浴び終わって、ごちそうさま。
お風呂を頂いた訳でないから、言わなくてもいいか。


大家さんがせっかく設置した水タンクも可愛そう。
これでは役目を果たせません。
と見上げていたら、断水している理由を教えてくれました。

「近所で道路を掘り返しているだろう?
あそこをうちのエリアの水道管が通っているのさ」

断水の原因の水道工事
とはいえ、そこを掘り返し始めたのは先週の木曜日。
生活に直接影響する水道工事を掘り返したまま、ほったらかしの水道局。
どうなっているのやら。

台所の洗い物用の水
トイレの排水用水

とりあえず、大家さんがトイレと台所には応急的な水を用意して下さいました。
助かる〜ぅ。


明日は平日、明日はきっと工事を再開してくれるだろうな。
淡い期待を旨に、そうそうに床に付きました。

2011年11月26日土曜日

半年の戦いの末

今の家へ引っ越して、何事も無く平穏なスタートを切るかに見えたエチオピア生活。
しかし、途上国の生活はそんな甘いもんじゃない。
当然ながら?といわんばかりにやって来た問題。


これまで何回か、このブログでも書いてきた冷蔵庫。

第一回目 5月19日:「約束って知っている?」
指も入らない冷凍庫の状態
それから自分で工夫をしました。冷凍庫に扉が無いんで、自分でこさえてみました。

第二回目 7月4日:「DIY万歳」
依然として激しい霜
それでも、霜が激しい状態は続きます。

第三回目 8月4日:「エチオピアでの積雪」
タッパーに積もった雪ならぬ霜

第四回目: 8月21日:「This is active!!」




と、経てきました。
大家さんに修理をお願いする事幾度か?大家さんも色々な技術者を呼ぶも改善せず
僕自身もDIYにて工夫もするも、冷蔵庫の扉自身に隙間があっては
霜は改善しそうもありません。

6ヶ月間程色々工夫して、大家さんに対して「もうたくさんだ。買い替えて欲しい」
という事を前回家賃を支払った時にお願いしていました。ちょっと脅しもしてね。
そして遂に冷蔵庫を買い替えてもらえる日がやってきました!

左側が新しい冷蔵庫
どうですか?上等でしょ??
まぁ、中を見てやって下さい。


上部の冷凍庫に扉があって、扉にはジュース等のペットボトルを置けるんですよ。
しかもワケワカンナイメーカーじゃなくて、韓国のLG製ですよ。
扉が外れる事もないし。
上等でしょ?



え?冷蔵庫が小さい?
今どきドアが一つ?
氷は自動に出来ないのか?
日本製じゃないのか?
チルドルームはないのか?



・・・・。



もしかして、これでやっとこフツーのレベルになったのかな?
いや、「半年間の戦いの末」に待っていたのは勝利ではなく、普通以下?

2011年11月25日金曜日

利用頻度をどうやって上げるか?

かつて15種類のサービスを利用していた組織のE-mail。
今はGoogle appsを使って一つに統一。
メールアドレスを一カ所で全て把握出来るので
過去の様にメールアドレスを探しに色々な人に聞く必要も無くなりました。


Google appsのメールサービスだけでなく、組織内の情報共有を目的として
ポータルサイト的なモノも構築しようと・・・
いや、ハコというか、枠としては出来て、セキュリティの設定を済ませ
あとは使ってもらう段階になったのが先月末か?
一般的な日本のソフトハウスなら、役割はここまでか?


一応、マニュアルを作って配布をしたものの
それで十分な訳は無く、使用を促さなければなりません。
(これももちろん自分自身の仕事と認識)
とはいえ、その為だけに各国の事務所へ出張する訳にもいかないので
どうしたものかと頭をウンウン悩ます次第。
初っぱなから情報が多すぎると、取っ付き悪くなるので
現在は極力情報を絞った内容。
E-mailとサイトのアクセス状況
その前に、Google appsを契約してからの利用状況を可視化してみました。
E-mailのアカウント利用状況は
システム管理等の特殊な使用頻度が元々低いアカウントも含まれているので
アカウント総数に比べるとちょっと落ちるのは想定内。

一方、「サイトアクセス」としたポータルサイトへのアクセス状況は
今月に入ってもアカウント総数の1割程がやっとこアクセスしている状況
これまで、私自身も共有するドキュメントをメールに添付して送っていたので
極力サイトを利用して、アクセスを促してみようとは思っていますが
もっと根本的に方法を考えないと、継続的に使ってもらえません。

ウーン、ウーン。更に頭を悩ましてしまいます。



Google apps:Google社が提供するクラウドサービス

2011年11月23日水曜日

水タンク設置の効果は如何に?

週末に水タンクの設置を終えたものの
そのまますんなり水道の状況が改善されるはずも無いと思い
一応、水道が使えなくなった事を想定して水を貯め込んでおきました。


案の定、日曜日の晩は水が無し。
しかし、想定内のアクシデントだったので別に驚かず。
というのも、水タンクは屋根よりも高い位置に設置されているのが普通。
そこへタダでさえ弱々しい水圧のみだけで、タンクへ一度ためて
そこから重力を使って流すのですから
空っぽのタンクがある程度満たされるまでは問題が起きても不思議じゃない。


そして火曜日の晩、今日ですな。
今朝から感じてはいたけど、何となく水圧が強くなった気がします。
水道をめいいっぱいひねって比べてみました。

タンク設置前(左)、タンク設置後(右)

判ります?判ります?
おぉ〜!確かに水量が増えているじゃないですか!(独りで興奮)
これでシャワーの水圧改善も見込めます!

あれ? あれ? 水圧は上がったんじゃないの?
シャワーじゃない方では勢いよく出るので、別な理由がありそう。
シャワーヘッドの根っこから豪快な漏れ方
なんとーーーー!ホースが破れております!
豪快な裂け目

シャワーホースと、シャワーヘッドを交換しなくちゃなりません。
しばらくは裂け目を指で押さえて使う事にします。
やっぱり途上国生活は、一筋縄ではいきません。

2011年11月21日月曜日

「Sorry」で済ませないでくれ!

毎週日曜日に、アディスアベバの在留邦人でテニスをしています。
9月までの部長氏から、副部長の役を仰せつかり
新部長をサポートしております。


この週末、新部長は東南アジアへの出張でエチオピアを不在にするので
替わって私めが週末テニスの準備をするのでありました。
とはいえ、テニスコートの予約をするだけなんですけどね。
週末テニスの会場
ところがこれが意外に厄介!
当日分or翌日分しか予約が出来ません。
つまり、日曜日にテニスをしたい場合は土曜日に予約をする訳ですね。

ここはテニスコートを所有しているクラブのルールに則るしかないので
そのルールに則って土曜日の朝に電話して予約です。

「日曜日の朝10:00〜12:00で予約お願いします」
クラブ「了解しました。」
「一応確認したいんですけど、朝10:00〜12:00で大丈夫ですよね?」
「はい。大丈夫です」

しかし、実際に日曜日に行ってみると、先に来ている人が言います。
「予約表に、我々の予約入っていないですよ!」
「・・・・。んな馬鹿な!確認までしたのに!」

実際、入っていません。
テニスコートの責任者に聞いても「Sorry」と言うばかり。

こういったとき、途上国では
“テニスクラブとして責任をとって、代わりのコートを用意します。”
といった事が一切ありません。(これまでの経験上)
“私の責任ではない”よという部分を明確にして、あとは素知らぬ顔。


このテニスクラブに限らず、ホテルでも予約に関するトラブルは多いです。
予約をしたのに勝手にキャンセルされていたという事がしばしば。
『予約』がシステム化されていないか?
電話応対した人が受けただけで、予約を入れ忘れているのか?
予約がされていない理由は定かではありませんが
どちらにも共通して言えるのは「Sorry」と言われておしまいな事。


日本なら“責任者出てこい!”と言いたくなりますが
途上国では、こういった時に怒ってしまったら負け。
解決策を自分で何とか見付けるしかありません。
しかし、今週末はテニストーナメント真っ最中でテニスコートが塞がりがち。
残念ながら、テニスも出来ず、テニスクラブまでの往復サイクリングが
本日唯一の運動でありました。

来週テニス出来る事を切に願う。
 

2011年11月20日日曜日

生活改善 〜水タンクと冷蔵庫〜

昨晩、大家さんが20:00過ぎに訪ねて来た。
「陽介、水道の調子はどうだ?」
ここ最近、確かに調子悪い時が多かった気がする。


以前から家の目の前では水たまりが恒常的に出来ていて
「異臭を放っている訳ではないので、おそらくは水道水が漏れているだろう」
と思ってさほど問題視していなかった。

逆光で見づらいが、写真右手前の緑の辺り
おとなりに住むJICA専門家の方も気にしていた。
大家さんに半年くらい前に、この水たまりについては指摘していたらしい。


ある日、水道局から人が来て水たまり(小鳥のたまり場所)を掘り返し
更には大元の水道管を止めて
「ここが漏れておりますな。」
“そんなん、水道止めなくたって明白でしょ!”と言いたくなるけど
その日は水道を止めたまま、そのまま水道局の人も帰宅。
数日後、水たまりの下にあったと思われる漏水箇所を直して
水道局の人達は去っていきました。


その一連で断水が続いたのに業を煮やしたのか、大家さんは水タンクを購入。
「陽介、水タンクを設置するぞ!」
土曜日の今日、朝からトンカントンカン作業をしている音が聞こえます。

※この写真には新しいタンクは写っておりません。

そしてもう一点、次回の家賃支払の時に話そうと思っていた冷蔵庫。

「陽介、有能な修理業者を見付けられなかったよ」

半年前から大家さんには冷蔵庫の事は話していただけに
“今さらですかーーー!”と言いたくなる気持ちを抑えて続きを聞くと
遂に大家さんも本腰を入れて冷蔵庫買い替えに同意。
『お店も見付けたけど、冷蔵庫をお店から運んでくる手段がない』
との相談でした。

おーー、やっとこ冷蔵庫を買い替えてもらえるよ!
ちなみに、以前よりはDIYが功を奏したか、以前よりはましな冷凍庫。

程度に差はあれど、相変わらず氷の世界ですがね。

2011年11月18日金曜日

お駄賃

昨日、JICA関係のプロジェクに携わっている友人から電話が入った。
同じ笹川アフリカ協会のプロジェクトでありながら
地方で頑張っている同僚が活動するエリアへ出張するとの事。

日本からエチオピアの首都アディスアベバへ
そして更に地方都市まで身の回りを全て持っていくというのは困難。
同僚が日本から送った荷物の半分くらいは、アディスアベバに残したままであった。


さて、冒頭に書いた友人が同僚に荷物を届けてくれるとの事。
喜んで荷物を車に積んで、友人の事務所へと向かった。
駐車場から友人の事務所の建物までは微妙に距離がある。

“どうしたものか?”と職場の運転手さんと話していたら
その辺りに居る人達が
「手伝おう。ただし、先にお金をくれないと嫌だ
と名乗りを上げてくれた。

どうしてもこの手の“お金をせがむ”話は多い。
手伝う=お金をもらう
図式が出来上がってしまっている様に思う。
結局、そんな提案は無視して
自分達でえっちらおっちら荷物を事務所まで運んだ。



最近、毎日ニュースで取り上げられているブータンを思い出して
そういえばブータンでは年長者の鶴の一声で
有無を言わさずに手伝いを若い人がしていた気がする。
もちろんお駄賃もあったもんじゃない。
ハダル(天界の四方を守る神々が書かれている旗)を
立てる作業を手伝う生徒達

でも、手伝いが終わればお辞儀をして去っていく。
話はズレるかもしれないが、ブータン人の写真を撮ったあと
撮った写真を見せて言われる一言は「Give me money」ではなく
いつも「Thank you, sir」であった。
ブムタン県の僧侶学校にて
ブムタン県の僧侶学校にて
このブータンという国、貧しい国には違いないが
援助機関の申し入れを何でも受け入れるのではなく
自国の方針に沿わない援助は断っている。
週末の野菜市場のブータン人
お金をもらう事が当たり前になってしまっている国と
そうでない国の違いは何であろうか?
お金をもらう事が当たり前になっている国は
やはり切羽詰まっているのか?


参考文献:山本けいこ著『ブータン -雷龍王国への扉』明石書店,2001年ブータン雷龍王国への扉

2011年11月17日木曜日

なくしたもの、なくなったもの

ここ近年、ほぼ毎年と言っていいかもしれない。
コンパクトデジカメを買っている気がします。

 2007年 両親へデジカメを譲る
 2008年 同僚に壊される。しかも彼はしらばっくれる。
 2009年 (幸い何も無い)
 2010年 バンコクにてタクシーの中に置き忘れる
 2011年 携帯電話と共にすられる

2006年にCANON IXYを買ってから、ずうっとIXY。
理由は・・・バッテリーを使い回せるから。
本体が壊れた際、バッテリーは捨てないでおいたので残っております。
今回もIXYを買う事になるでしょう。


さて、今年に入って『なくなったもの、なくしたもの』が多い気がします。
iPhone4をすられ、借りた携帯とコンパクトデジカメすられ、・・・
ここまでは自分の不注意も含まれます。
幸い、保険でカバー出来る物もあるので助かります。
ここまでは取り返しのつく物なのでいいのですが・・・。

そして、おばあちゃんが95歳で大往生を遂げて他界されました。
さらには大家さんの犬(ビスマルク君)。
2匹居るんですけど、いっつも二匹でじゃれ合っていました。
しかし、ここ一週間程見掛けません。
右側がビスマルク君


在りし日のじゃれ合う姿

大家さんの親族に伺うと
「交通事故にあった」
え!?交通事故って、敷地内で走り回っていて事故にあうって考えられないので
となると目の前の道??
残されたもう一匹、心無しか寂しそうです。

最近、発情して大変だったんですけど
なんとなく邪険に出来なくなりました。
出勤時、ちょっと二言三言、声を掛けてから出掛ける様にしています。
僕自身も寂しさを感じます。