2013年2月28日木曜日

空港等で見掛ける行列

アディスアベバ市内の病院、空港、そしてImmigration Officeでは
たびたび行列を見掛けます。
その多くが女性で、恐らく成人していないのではないかと思います。

先日、Immigration Officeへ行った際、この行列を見ることとなりました。
ドライバーからの話では
 「彼女達は斡旋業者へ15,000Birr支払って
  中東や南アフリカでの仕事を斡旋してもらうんだ」
とのことです。

15,000Birrとはいえば大金です。
我々日本人にとっては、76,000円程ですが
首都での工事現場で稼げる日当が15Birr。この1,000日分に相当します。

厚生労働省が発表している日本の最低賃金は時給653円。
この時給で8時間働いて、5,224円。
この1,000日分と言うと、5,224,000円になります。
恐らく彼女達にとってはこれくらいの大金をつぎ込んで
中東や南アフリカへ行く感覚でしょう。

しかし、こうした女性の大多数はアムハラ語はもちろん
英語の読み書きができないそうです。

果たして彼女達に明るい未来は待っているのか?
大きな疑問です。

2013年2月27日水曜日

同僚の出産祝い

所用で事務所から離れている時
携帯電話がメールの着信を教えてくれました。

 「同僚に女の子が産まれました!」

その知らせを聞いてか?いや、聞いてだろうな。
出産祝いのお花を事務所への帰り道に買う事に。

エチオピアではバラ等の栽培が盛んです。
そのため、バラはエチオピア国内ではとても安価!
一輪 5Birr(25円)程のバラ
バラをふんだんに使ってアレンジをしてくれます。
ただいま作業中

不思議なのが、アディスアベバ市内の何処へ行っても
同じ様にアレンジをします。
そして最後に金色の粉をパラパラと振りかけて完成。
出来上りは見慣れたアレンジでした。
うーん、どうしてオリジナリティがないのかな?
事務所へ到着。後は手渡すのみ。
ちなみに、このアレンジで125Birrとか。日本円で625円ほど。
無事に出産を終えた同僚の奥さん、喜んで頂けるかな?

2013年2月26日火曜日

「中国人からもらった」と言うけど

エチオピア人の同僚が着ていたシャツ。
なにやら胸に刺繍がしてあります。

右胸には・・・




「陽介、これ意味判る?」
と聞かれたけど、判りませんでした。

そして左胸には・・・

番号入りって、どんなところの服?

同僚と思い付くのは、囚人服くらいでした。

同僚「陽介、この番号を取ろうと思うんだ」
私「確かにその方が良さそうだね」

同僚は、いったいこの服を誰からもらったのでしょう。

2013年2月24日日曜日

電話交換機の交換作業

土曜日の事務所内に人が居ないタイミングを見計らっての作業。
本当は12月下旬に行うはずだったのですが
機材調達がうまく行かずに、2月下旬まで延びてしまいました。
これもエチオピア的。

さて、23日の土曜日、事前に調整をして
 「9:00amから初めて、お昼前には終わりにしよう」
という事で、当日は少し早めに作業現場の事務所へ到着。
左奥の壁についた機械を交換
しかし、9:10になれど、9:30になれど誰も来ません。
10:50頃、「陽介、近くまで来ているよ」と電話が入るものの、結局来たのは11:15分頃。
そば屋の出前か?
しかし、遅れたとはいえ、午前中に来ただけ御の字。

作業開始です。
コードを一本ずつ配線
交換機をパソコンにて設定中
「午前中で終わるよ」などと言っていた作業。
作業開始が1時間半近く遅れた影響もあり、この時点で時計の針は14:00を回っています。
配線を確認中
本番環境へ移行中
配線作業が一所終わった時点で、時計の針は既に16:00過ぎ。
午前中で終わるはずだったので、お昼ご飯も食べずにこんな時間。
すると
 「陽介、俺の家族が待っているんだ。お昼ご飯を食べに行かないか?」
心の中で
 “もうちょっと何だから、さっさと終わらせて帰ろうよ」
と叫びつつも、口から出る言葉は
 「いいねぇ、ちょっと休憩入れる?」

エチオピア人2人と日本人1人、当然食べに行くのはエチオピア料理。
事務所そばのレストランにて昼食(16:30頃)です。
1kgの生肉
結局、17:30頃に事務所へ戻って作業再開。
内線番号の設定を済ませ、確認作業を行って、作業完了!
と行きたい所ですが・・・全ての設定をこなせず、残りは月曜日に持ち越し。

基本的な設定を済ませた所で、あとの仕上げは業者に任せず
私の方で対処できる目処を付けて本日の作業終了。

発注した仕事をキチンとこなせず
予定よりも作業時間が延びると追加の工事料金を請求してきます。
エチオピアで業者に発注をすると、大概こんな感じ。
今回の請求はどうなるでしょう。

いやいや、その前に私自身で工事の仕上げを月曜日にしないとなりません。

2013年2月19日火曜日

29倍の貨幣価値のギャップ

過去、乱暴な貨幣価値の比較をしてみた事があります。
その時の印象では、外国人がエチオピアで感じる貨幣価値の29倍位の印象です。

さて、エチオピアでもInternetサービスは使えます。
光ファイバー、ADSL、EV-DO、CDMA方式があります。
おおよそ、この並び順に安くなっていきます。

在エチオピアの外国人がよく使うEV-DO。
月々の料金は、300Birrから。
  • 1GB: 300Birr
  • 2GB: 500Birr
  • 4GB: 700Birr
とパッケージになっています。

この一番安い300Birrは、エチオピア人にとってはどれ位の価値なのでしょうか?
この300Birrは、日本円換算で¥1,531。
しかし、先の印象で計算すると¥44,399となります。

月々、¥44,399もInternet接続料金だけに、それだけのお金を払える分けないですね。
 これだけ高額な金額を毎月支払っている外国人。
エチオピア人の一般的な人達からすれば、金持ち以外の何ものでもないですね。

それにも関わらず、このEV-DOってやつは品質がイマイチです。
 「3.4Mbpsは出ます!」
ってうたっているけど、実際は1.0Mbpsも出ればいい所。
しかも不安定です。

高額なサービス提供料金を支払いながら
きちんとサービスを受けられないという悲しい環境。
踏んだり蹴ったりな状況ですね。

2013年2月16日土曜日

事務所間通話をどうにかできないか?

笹川アフリカ協会の事務所は
  • エチオピア
  • マリ
  • ナイジェリア
  • ウガンダ
  • 日本 
と散らばっています。
これまでは、事務所間の連絡はもっぱらE-mail。そして国際電話。
国際電話なので、どうしても掛ける際に気が引けます。

この国際電話の部分をどうにかできないか?
また
 “出張先(エチオピア以外)からエチオピアの事務所へ手軽に電話をする方法がないか?”
と考えておりました。

そこで見付けたのが、この機械。
FREETALK1200
現在、事務所内で、2台の機械を設定してお試し中。
このテストがうまく行けば、2台の内1台をウガンダ辺りに設置してみたいと思います。

2013年2月14日木曜日

「足るを知る」を知っている?

成田からアディスアベバへの経由地、バンコクでの出来事。

バンコク出発前の最後の食事。
それはつまり、アディスアベバへ到着前の最後の美味しい食事。
ソンブーンにて蟹カレーを頂いて、空港へ向かうときでした。

タクシーの運転手さんに「空港までお願いします」と言うとOKをしてくれますが
車が動きだしてから
 「どうしてマッカサンまで行って、そこから電車で空港へ向かわないんだ?
  それなら遥かにタクシーで行くよりも安上がりだぞ。」
これまでの経験上、近くへの移動でタクシーの運転手さんに断られる事はあっても
バンコク市内から、空港への移動でタクシーの運転手さんに
別なルートを勧められる事はありませんでした。

確かにタクシーで市内から空港へ移動すると
高速道を利用しなくてもTHB 200はまず間違いなく掛かります。
一方、前述のマッカサンまでタクシーで移動して、電車を乗り継げば
THB 100も掛からず(おつりが来るでしょう)に空港まで辿り着く事が出来ます。

高速道路を走りながら、空港〜市内の移動が可能な電車が見えれば
 「あれを使えば良いんだよ」
と教えてくれます。

商売敵のはずの空港電車(Airport Link)に塩を送る様なこの運転手さん。
この日、十二分に稼いだからこんな事を言ったのか?
それとも若者の金遣いの荒さを戒めるためにこんな事を言ったのか?

つくづく欲の少ない運転手さんでした。

2013年2月10日日曜日

目的を忘れてしまう程の開放感

今回の一時帰国目的を終了。

とは?
これまで2011年春から始めていた通信制大学院の
プレゼンテーション(口頭試問)が2月10日に終わりました。
1月28日に修士論文をエチオピアから発送して
それからというもの、明らかに気が抜けているのを感じつつ
と同時に、気が抜け切っていないのを感じる日々でした。

さて、大学院は修了できるかは
 「論文提出→配布資料提出→発表」
と一通りは終わったので、あとは3月初めの結果を待つのみとなった次第です。

大学院のイベント終了の開放感に浸っていたからか?
それとも、やはり特別な事なのか?
発表終了後、新感線の時間まで
豊橋に住んでいる協力隊員同期夫妻(ジャマイカ&マダガスカル)と
訓練所以来の10年ぶりの再会!
10年というブランク?修士論文発表終了?
その二つが相乗効果となり
何の目的でエチオピアから名古屋まで来たのか忘れてしまう程の楽しい一時。

3時間ほど、3人で話し続け、記念写真をパチリ!
手ブレ、ピンボケ、構図イマイチと残念な写真になりましたが
再会する口実にして、名古屋を後にしました。


同期協力隊員のお陰で
エチオピアからの移動、口頭試問準備、東京~名古屋の移動
といった疲れのぶっ飛ぶ日曜日となりました。

2013年2月6日水曜日

エチオピア便り No.09

 前回の便りから、4ヶ月以上も間が開いてしまいました。その間、何をしていたかと言えば仕事もそうですが、通っている通信制大学院の論文書きが大詰めを迎えて、ブログも、現地便りも書いているどころでなくなっておりました。つまりは尻に火がついていました。また、例年の事とはなりましたが、やはり年末年始は日本で迎えたく、休暇をとってゆっくりしておりました。年末年始休暇後は、アディスアベバへ戻り、修士論文の提出も終わり、やっとこ一息ついた所です。


内容
  1. もっとコミュニケーションをとり易くしたい
  2. 断水生活
  3. Great Run

2013年2月2日土曜日

Apple IDの認証の台数制限

今朝、同僚から相談を受けました。
  「iPhoneをMacに繋ぐとこんなメッセージが出るんですが・・・どうしましょう」 iTunesと同期がとれないとの事です。

調べてみると「1つのApple IDにて同期がとれるのは10台のコンピューターまで
との事。
これを越えるとiTunes Storeからダウンロードしたコンテンツ(音楽、アプリなど)が
同期を取れなくなってしまいます。

はて、この10台というのは多いかな?
自分自身の環境に置換えて数えてみました。
  1. MacBook Pro
  2. iPhone
  3. iPad
と3台のはずなのですが、自分自身のアカウント情報をiTunes上で確認すると・・・
認証済みは4台になっている。
3台ではなく、4台になっています。

まだまだ余裕がある事は間違いないですが
iPhoneだ!iPadだ!iPod Touchだ!と同期を取っていたら
気付かずに10台に達しそうです。

ちなみに、既に使わなくなったデバイスも認証が維持されるので
ある時点で「すべての認証解除」って押して、認証をリセットしてやる必要があります。
でもこの作業、1年に1回しか出来ないそうです。

詳しくはこちら:認証と認証解除について

ちなみに、3台認証済みのハズなのに、4台認証済みになっていたのは
以前、エチオピアにてすられたiPhoneが含まれていると思います。