2011年11月29日火曜日

早起きは三文の徳

今朝もいつも以上に早起き。
ただいまエチオピア時刻の5:30amです。
外は真っ暗です。


え?なんで早起きしているかって?? シャワー浴びる為ですよ。
大元の水道の水圧が工事で極端に下がっています。
日中は大家さんの設置した水タンクへ水が上がらないらしく
帰って来て蛇口をひねると水が出ません。

しかし、夜遅くは屋内の水道管に水が流れている音が聞こえます。
「ってことは・・・明け方は水タンクに水が貯まっている?」

この予想は的中!
明け方ならシャワーが浴びれます。
シャワーを浴びる為だけに、いつもより早起きしています。


でも、いつまで早起きを続ければいいのじゃ??

2011年11月28日月曜日

エチオピア便り No.04

 雨期も終わり乾期がやってきました。当然ながら晴天の日が続きます。週末のテニスも、テニスコートへ水をまく事から始まります。エチオピアでは“真実の十字架を見付けた(Meskel)”とされる9/27を境に晴天続きとなりました。
 この9/27は街中は大騒ぎでした。あいにく天気が悪かったので、私自身が外出したのは翌日なのですが、翌日も教会へと足を運ぶ沢山のエチオピア市民に出会いました。
 乾期に入るとともに朝晩の冷え込みが緩み、雨期の間の様な冷え込む日が減って来た様に思います。日中の気温も高くなり、週末のテニスをする際の飲む水の量も増えて来た様に感じます。これから半年程は、こうした天気が続くのでしょうか。


内容
  1. お金を取っても「プロフェッショナル」とは言えない
  2. 生活環境改善
    1. 冷蔵庫
    2. 水道事情

お主、全てを無にしおったな!

金曜日から水道から水が出ません。
裏に住む大家さんもホトホト困った様子。
僕も困っています。


でも、蛇口をひねっても空気の音がするだけで何も出ない。
これではどうしようもありません。

幸い?週末はテニスを楽しんだ後、Hiltonホテルのシャワールームにて
たっぷりとシャワーを浴びれるので、ここぞとばかりにシャワーを浴びました。
シャワーを浴び終わって、ごちそうさま。
お風呂を頂いた訳でないから、言わなくてもいいか。


大家さんがせっかく設置した水タンクも可愛そう。
これでは役目を果たせません。
と見上げていたら、断水している理由を教えてくれました。

「近所で道路を掘り返しているだろう?
あそこをうちのエリアの水道管が通っているのさ」

断水の原因の水道工事
とはいえ、そこを掘り返し始めたのは先週の木曜日。
生活に直接影響する水道工事を掘り返したまま、ほったらかしの水道局。
どうなっているのやら。

台所の洗い物用の水
トイレの排水用水

とりあえず、大家さんがトイレと台所には応急的な水を用意して下さいました。
助かる〜ぅ。


明日は平日、明日はきっと工事を再開してくれるだろうな。
淡い期待を旨に、そうそうに床に付きました。

2011年11月26日土曜日

半年の戦いの末

今の家へ引っ越して、何事も無く平穏なスタートを切るかに見えたエチオピア生活。
しかし、途上国の生活はそんな甘いもんじゃない。
当然ながら?といわんばかりにやって来た問題。


これまで何回か、このブログでも書いてきた冷蔵庫。

第一回目 5月19日:「約束って知っている?」
指も入らない冷凍庫の状態
それから自分で工夫をしました。冷凍庫に扉が無いんで、自分でこさえてみました。

第二回目 7月4日:「DIY万歳」
依然として激しい霜
それでも、霜が激しい状態は続きます。

第三回目 8月4日:「エチオピアでの積雪」
タッパーに積もった雪ならぬ霜

第四回目: 8月21日:「This is active!!」




と、経てきました。
大家さんに修理をお願いする事幾度か?大家さんも色々な技術者を呼ぶも改善せず
僕自身もDIYにて工夫もするも、冷蔵庫の扉自身に隙間があっては
霜は改善しそうもありません。

6ヶ月間程色々工夫して、大家さんに対して「もうたくさんだ。買い替えて欲しい」
という事を前回家賃を支払った時にお願いしていました。ちょっと脅しもしてね。
そして遂に冷蔵庫を買い替えてもらえる日がやってきました!

左側が新しい冷蔵庫
どうですか?上等でしょ??
まぁ、中を見てやって下さい。


上部の冷凍庫に扉があって、扉にはジュース等のペットボトルを置けるんですよ。
しかもワケワカンナイメーカーじゃなくて、韓国のLG製ですよ。
扉が外れる事もないし。
上等でしょ?



え?冷蔵庫が小さい?
今どきドアが一つ?
氷は自動に出来ないのか?
日本製じゃないのか?
チルドルームはないのか?



・・・・。



もしかして、これでやっとこフツーのレベルになったのかな?
いや、「半年間の戦いの末」に待っていたのは勝利ではなく、普通以下?

2011年11月25日金曜日

利用頻度をどうやって上げるか?

かつて15種類のサービスを利用していた組織のE-mail。
今はGoogle appsを使って一つに統一。
メールアドレスを一カ所で全て把握出来るので
過去の様にメールアドレスを探しに色々な人に聞く必要も無くなりました。


Google appsのメールサービスだけでなく、組織内の情報共有を目的として
ポータルサイト的なモノも構築しようと・・・
いや、ハコというか、枠としては出来て、セキュリティの設定を済ませ
あとは使ってもらう段階になったのが先月末か?
一般的な日本のソフトハウスなら、役割はここまでか?


一応、マニュアルを作って配布をしたものの
それで十分な訳は無く、使用を促さなければなりません。
(これももちろん自分自身の仕事と認識)
とはいえ、その為だけに各国の事務所へ出張する訳にもいかないので
どうしたものかと頭をウンウン悩ます次第。
初っぱなから情報が多すぎると、取っ付き悪くなるので
現在は極力情報を絞った内容。
E-mailとサイトのアクセス状況
その前に、Google appsを契約してからの利用状況を可視化してみました。
E-mailのアカウント利用状況は
システム管理等の特殊な使用頻度が元々低いアカウントも含まれているので
アカウント総数に比べるとちょっと落ちるのは想定内。

一方、「サイトアクセス」としたポータルサイトへのアクセス状況は
今月に入ってもアカウント総数の1割程がやっとこアクセスしている状況
これまで、私自身も共有するドキュメントをメールに添付して送っていたので
極力サイトを利用して、アクセスを促してみようとは思っていますが
もっと根本的に方法を考えないと、継続的に使ってもらえません。

ウーン、ウーン。更に頭を悩ましてしまいます。



Google apps:Google社が提供するクラウドサービス

2011年11月23日水曜日

水タンク設置の効果は如何に?

週末に水タンクの設置を終えたものの
そのまますんなり水道の状況が改善されるはずも無いと思い
一応、水道が使えなくなった事を想定して水を貯め込んでおきました。


案の定、日曜日の晩は水が無し。
しかし、想定内のアクシデントだったので別に驚かず。
というのも、水タンクは屋根よりも高い位置に設置されているのが普通。
そこへタダでさえ弱々しい水圧のみだけで、タンクへ一度ためて
そこから重力を使って流すのですから
空っぽのタンクがある程度満たされるまでは問題が起きても不思議じゃない。


そして火曜日の晩、今日ですな。
今朝から感じてはいたけど、何となく水圧が強くなった気がします。
水道をめいいっぱいひねって比べてみました。

タンク設置前(左)、タンク設置後(右)

判ります?判ります?
おぉ〜!確かに水量が増えているじゃないですか!(独りで興奮)
これでシャワーの水圧改善も見込めます!

あれ? あれ? 水圧は上がったんじゃないの?
シャワーじゃない方では勢いよく出るので、別な理由がありそう。
シャワーヘッドの根っこから豪快な漏れ方
なんとーーーー!ホースが破れております!
豪快な裂け目

シャワーホースと、シャワーヘッドを交換しなくちゃなりません。
しばらくは裂け目を指で押さえて使う事にします。
やっぱり途上国生活は、一筋縄ではいきません。

2011年11月21日月曜日

「Sorry」で済ませないでくれ!

毎週日曜日に、アディスアベバの在留邦人でテニスをしています。
9月までの部長氏から、副部長の役を仰せつかり
新部長をサポートしております。


この週末、新部長は東南アジアへの出張でエチオピアを不在にするので
替わって私めが週末テニスの準備をするのでありました。
とはいえ、テニスコートの予約をするだけなんですけどね。
週末テニスの会場
ところがこれが意外に厄介!
当日分or翌日分しか予約が出来ません。
つまり、日曜日にテニスをしたい場合は土曜日に予約をする訳ですね。

ここはテニスコートを所有しているクラブのルールに則るしかないので
そのルールに則って土曜日の朝に電話して予約です。

「日曜日の朝10:00〜12:00で予約お願いします」
クラブ「了解しました。」
「一応確認したいんですけど、朝10:00〜12:00で大丈夫ですよね?」
「はい。大丈夫です」

しかし、実際に日曜日に行ってみると、先に来ている人が言います。
「予約表に、我々の予約入っていないですよ!」
「・・・・。んな馬鹿な!確認までしたのに!」

実際、入っていません。
テニスコートの責任者に聞いても「Sorry」と言うばかり。

こういったとき、途上国では
“テニスクラブとして責任をとって、代わりのコートを用意します。”
といった事が一切ありません。(これまでの経験上)
“私の責任ではない”よという部分を明確にして、あとは素知らぬ顔。


このテニスクラブに限らず、ホテルでも予約に関するトラブルは多いです。
予約をしたのに勝手にキャンセルされていたという事がしばしば。
『予約』がシステム化されていないか?
電話応対した人が受けただけで、予約を入れ忘れているのか?
予約がされていない理由は定かではありませんが
どちらにも共通して言えるのは「Sorry」と言われておしまいな事。


日本なら“責任者出てこい!”と言いたくなりますが
途上国では、こういった時に怒ってしまったら負け。
解決策を自分で何とか見付けるしかありません。
しかし、今週末はテニストーナメント真っ最中でテニスコートが塞がりがち。
残念ながら、テニスも出来ず、テニスクラブまでの往復サイクリングが
本日唯一の運動でありました。

来週テニス出来る事を切に願う。
 

2011年11月20日日曜日

生活改善 〜水タンクと冷蔵庫〜

昨晩、大家さんが20:00過ぎに訪ねて来た。
「陽介、水道の調子はどうだ?」
ここ最近、確かに調子悪い時が多かった気がする。


以前から家の目の前では水たまりが恒常的に出来ていて
「異臭を放っている訳ではないので、おそらくは水道水が漏れているだろう」
と思ってさほど問題視していなかった。

逆光で見づらいが、写真右手前の緑の辺り
おとなりに住むJICA専門家の方も気にしていた。
大家さんに半年くらい前に、この水たまりについては指摘していたらしい。


ある日、水道局から人が来て水たまり(小鳥のたまり場所)を掘り返し
更には大元の水道管を止めて
「ここが漏れておりますな。」
“そんなん、水道止めなくたって明白でしょ!”と言いたくなるけど
その日は水道を止めたまま、そのまま水道局の人も帰宅。
数日後、水たまりの下にあったと思われる漏水箇所を直して
水道局の人達は去っていきました。


その一連で断水が続いたのに業を煮やしたのか、大家さんは水タンクを購入。
「陽介、水タンクを設置するぞ!」
土曜日の今日、朝からトンカントンカン作業をしている音が聞こえます。

※この写真には新しいタンクは写っておりません。

そしてもう一点、次回の家賃支払の時に話そうと思っていた冷蔵庫。

「陽介、有能な修理業者を見付けられなかったよ」

半年前から大家さんには冷蔵庫の事は話していただけに
“今さらですかーーー!”と言いたくなる気持ちを抑えて続きを聞くと
遂に大家さんも本腰を入れて冷蔵庫買い替えに同意。
『お店も見付けたけど、冷蔵庫をお店から運んでくる手段がない』
との相談でした。

おーー、やっとこ冷蔵庫を買い替えてもらえるよ!
ちなみに、以前よりはDIYが功を奏したか、以前よりはましな冷凍庫。

程度に差はあれど、相変わらず氷の世界ですがね。

2011年11月18日金曜日

お駄賃

昨日、JICA関係のプロジェクに携わっている友人から電話が入った。
同じ笹川アフリカ協会のプロジェクトでありながら
地方で頑張っている同僚が活動するエリアへ出張するとの事。

日本からエチオピアの首都アディスアベバへ
そして更に地方都市まで身の回りを全て持っていくというのは困難。
同僚が日本から送った荷物の半分くらいは、アディスアベバに残したままであった。


さて、冒頭に書いた友人が同僚に荷物を届けてくれるとの事。
喜んで荷物を車に積んで、友人の事務所へと向かった。
駐車場から友人の事務所の建物までは微妙に距離がある。

“どうしたものか?”と職場の運転手さんと話していたら
その辺りに居る人達が
「手伝おう。ただし、先にお金をくれないと嫌だ
と名乗りを上げてくれた。

どうしてもこの手の“お金をせがむ”話は多い。
手伝う=お金をもらう
図式が出来上がってしまっている様に思う。
結局、そんな提案は無視して
自分達でえっちらおっちら荷物を事務所まで運んだ。



最近、毎日ニュースで取り上げられているブータンを思い出して
そういえばブータンでは年長者の鶴の一声で
有無を言わさずに手伝いを若い人がしていた気がする。
もちろんお駄賃もあったもんじゃない。
ハダル(天界の四方を守る神々が書かれている旗)を
立てる作業を手伝う生徒達

でも、手伝いが終わればお辞儀をして去っていく。
話はズレるかもしれないが、ブータン人の写真を撮ったあと
撮った写真を見せて言われる一言は「Give me money」ではなく
いつも「Thank you, sir」であった。
ブムタン県の僧侶学校にて
ブムタン県の僧侶学校にて
このブータンという国、貧しい国には違いないが
援助機関の申し入れを何でも受け入れるのではなく
自国の方針に沿わない援助は断っている。
週末の野菜市場のブータン人
お金をもらう事が当たり前になってしまっている国と
そうでない国の違いは何であろうか?
お金をもらう事が当たり前になっている国は
やはり切羽詰まっているのか?


参考文献:山本けいこ著『ブータン -雷龍王国への扉』明石書店,2001年ブータン雷龍王国への扉

2011年11月17日木曜日

なくしたもの、なくなったもの

ここ近年、ほぼ毎年と言っていいかもしれない。
コンパクトデジカメを買っている気がします。

 2007年 両親へデジカメを譲る
 2008年 同僚に壊される。しかも彼はしらばっくれる。
 2009年 (幸い何も無い)
 2010年 バンコクにてタクシーの中に置き忘れる
 2011年 携帯電話と共にすられる

2006年にCANON IXYを買ってから、ずうっとIXY。
理由は・・・バッテリーを使い回せるから。
本体が壊れた際、バッテリーは捨てないでおいたので残っております。
今回もIXYを買う事になるでしょう。


さて、今年に入って『なくなったもの、なくしたもの』が多い気がします。
iPhone4をすられ、借りた携帯とコンパクトデジカメすられ、・・・
ここまでは自分の不注意も含まれます。
幸い、保険でカバー出来る物もあるので助かります。
ここまでは取り返しのつく物なのでいいのですが・・・。

そして、おばあちゃんが95歳で大往生を遂げて他界されました。
さらには大家さんの犬(ビスマルク君)。
2匹居るんですけど、いっつも二匹でじゃれ合っていました。
しかし、ここ一週間程見掛けません。
右側がビスマルク君


在りし日のじゃれ合う姿

大家さんの親族に伺うと
「交通事故にあった」
え!?交通事故って、敷地内で走り回っていて事故にあうって考えられないので
となると目の前の道??
残されたもう一匹、心無しか寂しそうです。

最近、発情して大変だったんですけど
なんとなく邪険に出来なくなりました。
出勤時、ちょっと二言三言、声を掛けてから出掛ける様にしています。
僕自身も寂しさを感じます。

2011年11月16日水曜日

トンデモケータイ

こんなタイトルのサイトをご存知だろうか?
主に中国で発売されている怪しげな携帯、摩訶不思議な携帯
“これ、アイデアパクったでしょ?”な携帯を掲載している。


ある出来事を切っ掛けに、同僚から
「陽介、あんたは予備の携帯電話も買った方がいいわよ!」
といわれ、全くその通りだと思って予備の携帯を買う事にしました。
まぁ、予備なので“一番安いのでいいや”と思って買ったのがこれ。
部分的にアムハラ語の記載あり
シンプルなパッケージ
“TANAってどこの会社?まぁ、予備だしいいや”
と購入を決定。
裏を返してみると・・・
TANA COMMUNICATION P.L.C.
Phone: 058-220-6947
P.O.Box: 1199, Bahir Dar, Ethiopia
なぬー!エチオピア製の携帯です!
でも、これしか連絡先がありません。

エチオピアで作っている(組み立てている?)というだけで
トンデモケータイじゃないか?

中国系の自動車メーカーは、部品は全てエチオピア国外から持って来て
ここエチオピア国内で組み立てを行っています。
Lifan自動車や、中国系のバスメーカーが組み立てを行っています。
この携帯電話はどうでしょ?
パッケージを開けてみたら、バッテリーにはZTEって中国の会社名。
つまりは中身はまんま中国のZTE製と思われます。
そういえば、エチオピアではZTEとHUAWEI製品を沢山見掛けます。
しかし、英語とアムハラ語を打ち込める辺り、それなりに手を掛けている様子。
カメラは無いけど、画面はカラーです。

さて、なんでまた予備の携帯電話を買ったかと言いますと・・・
前回携帯電話をすられてから、半月程でまたしてもすられたのです。
同時にコンパクトデジカメもすられたので
引っ張りだして来た日本で使うBlackBerryのショボイカメラで撮っています。
そんなわけで、いきなり画質が不鮮明になっております。
(翌日、一眼で撮って写真を差し替えました)


山根康宏の中国トンデモケータイ図鑑:http://japan.cnet.com/digital_sp/column_mobileyamane/
Lifan(力帆集団):http://www.lifan.com/

2011年11月15日火曜日

こんな時はどうするか?

9月以降、仕事の基本「ほうれんそう」を心掛けつつやってきたつもり
仕事と、それ以外の疲れが重なって、更にそこへ止めをさされた「携帯すられ事件」

“自分自身の行いが悪いのであろう”と思いつつも、何となくうまくいかない。
こんな時は「プジャ」をしたい気分。


とはいえ、今居るのはエチオピア正教が盛んなエチオピア。


昔協力隊員で居たブータンであるなら
間違いなくお坊さんを呼んでプジャをしたと思う。
もしくは、ローカルの野菜市場へ行って、子供達の表情を眺めていたか?


でもね、今居るのはブータンじゃなくて、エチオピアなんですよ。


気分を切り替えて、コツコツ目の前の仕事をやっていくしか無い。
そうそう、思い出した。自分自身の持ち味を『へこたれない事』でした。
明日も一歩一歩がんばろう。



日本でブータンの事が注目されているので、あえてブータンに絡めてみました。

2011年11月14日月曜日

金銭授受よりも

先日、いつも大変お世話になっている方からのメールで“?”が発生。
「献本したいので、送り先を教えて下さい」
との事。
何の事か思い出せず、しばし“?”が頭の中を駆け巡りました。

“あ〜ぁ”と思い出したのは、以前、平山修一氏から

「ブータンの本を日本語へ翻訳出版するにあたり
ブータンの犬の写真を使いたいので写真を貸して頂きたい」
旨、メールをもらっていました。

以前も氏が出版なさる本に何度も写真を使って頂き
両親に対して自分がやってきた事の一部をこうして形に残せるので大変光栄に思い
今回も二つ返事で写真提供をしていたのでした。


新婚の第5代国王夫妻が日本へ公式訪問されて、注目度が上がっているブータン王国。
ブータン王国は『幸福度の高い国』としては名前が通っていますが
それだけでなく、ブータン王国の方針は今後の社会が進むべき方向性の一つとして
多いに考えさせられる国策を持った国です。

ブータン王国に関する日本語出版物の絶対数は決して多くはありませんが
詳しい方々が書かれた読みやすい本はあります。
ブータン王国に対して一過性の興味に留まらず
ヒマラヤの奥にある人口80万人程の小さな国ですが
今後も興味を示して欲しいです。


写真提供したからといって、お代は頂きません。
“金銭授受の以上の強い繋がり”の方が大切だと思っています。
そうした事も、青年海外協力隊員として
ブータン王国で活動を通して学んだ事かもしれません。
今回も平山氏には、こうして後に残る形にして下さった事に大変感謝です。
ダワの巡礼 ―ブータンのある野良犬の物語―
クンサン・チョデン 著 (ブータン)
平山修一/森本規子 監訳

( アジアからの贈りものシリーズ )
段々社(発行) 星雲社(発売)
本体 1,800円 四六判・並製・200頁
発行日 2011年11月
ISBN978-4-434-15934-3 C0097

2011年11月13日日曜日

車がもう一台増えました。

いやいや、そんな訳ないし。
土曜日の朝、朝から庭がにぎやかです。犬が吠え、人声が沢山します。
駐車場に何かを運び込んだ様子。

 
日本で水道の蛇口をめいいっぱい開くと、どんな感じで水が流れますかね?
試しに我が家で試してみました。もちろんエチオピアですよ。
特に凄い音がする訳でもなく、水しぶきも立ちません。
水は流れていきます。水圧が低い訳です。

でも我が家って、アディスアベバ市内でもかなり水道事情が良いエリアです。
周辺エリアでは、継続的に計画断水が行われるので
水道水が供給されている間に、水を溜めておく必要があるので。
そこで必要なのが、今朝、大家さんが運び込んだ水タンク。

どうして今更になって水タンクを設置しようと思ったのか不思議ですが
これで極たまに起きる我が家の断水や
水道使用が集中する時間帯の水圧低下が減るといいんですけどね。


ちなみに、アディスアベバの水道は供給元の40%は漏水しているとの事です。

2011年11月12日土曜日

タイの洪水を通して、モノは世界を駆け巡っているのを実感。

タイの洪水昨年の12月までタイのバンコクにて住んでいたので
今年のタイの洪水に関しては、特別な思いで推移を見守っています。
タイで活躍されているJICA専門家の方々も、家族を一時帰国させたりしながら
それでも引き続きタイにてお仕事を続けているのを聞くと頭が下がります。

少ないながらもタイ国内も回った事があるので、それらの地域の状況も気になります。
しかし、情報が錯綜しているのか?全体像が掴めません。
日本の新聞社等のWebサイトでは
「日系企業の◯◯工場が・・・」といった報道が多数かと。


タイから遠く離れたエチオピア。
ここから事務所のあるマリ、ナイジェリア、ウガンダ、そしてエチオピアへと
コンピュータ機材の調達を
ヨーロッパとアメリカの業者と連絡を取りながら進めています。
ある日、その会社から納品の遅延お知らせ。
「ご存知の通り、タイで洪水が起きている影響で、一部の部品が足らなくなり
納品が遅れる見通しです」

「タイ洪水/HDD、他地域で特需も-内蔵製品高騰の可能性」Asahi.comより
http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK201111040010.html

実際、日本国内でもHDDの値段は高騰しています。
kakaku.comにて、あるHDDの値段の推移を確認。

日本国内のトヨタ、ホンダ、日産...等が生産に影響が出ているとは聞いていましたが
改めてモノは世界を駆け巡っているのを実感。
今はタイの洪水が早く収まって、いつも通りの生活がタイに戻る事を願うばかり。

2011年11月10日木曜日

エリトリア人学生をエチオピアの大学が受け入れ?

出勤途中の車の中、耳を疑う様な言葉が飛び込んで来た。

「エリトリア人学生127名をエチオピアの大学が受け入れ」

とはいえ、ニュースはアムハラ語。
運転手さんが教えてくれたため詳細が不明。


エチオピア・エリトリア国境紛争以後、両国は国交がないはず。
エリトリア政府は、今現在もエチオピア政府に対して
エリトリア領土侵攻について国連スピーチでも講義している事から
それにも関わらずエリトリア人学生を受け入れるというのは何とも不可思議。

Googleにて検索してみると
エリトリア人難民キャンプから学生を受け入れている模様。

エリトリアにてUNVをしているとき、カイロからエリトリアへ帰る飛行機で
エジプトから強制送還される人々と一緒になった事があり
エリトリアから難民として祖国を離れる人達がいる事を実感。

恐らく今回のニュースは、エリトリアでは報道されていないはず。 



この学生受け入れは今回が初めてではない様子。
http://www.sudantribune.com/Eritreans-join-Ethiopia-s,36609

2011年11月8日火曜日

如何わしい名前じゃな。

この週末の配線工事中、ひとつ初めて聞く名前がありました。
「DV Lotterly」
Lotteryって、ようは“宝くじ”なんで、怪しげなサイトだと思っていました。


調べてみると、Diversity Visa (DV) Programってシステムがあるんですな。
日本ではグリーンカードと言う方が判りやすいかもしれません。
しかしまぁ、これがまた難関。

運良く選ばれたとしても、そこから入国管理局などの面接、書類選考を経て晴れて
そしてやっとこ手に入れられるのは、United States Permanent Resident Card。
「Permanent」って着くのが気になります。

いずれにせよ、衣食住、そして仕事も用意されて
アメリカでの快適生活が用意される訳ではなく
あくまでも“市民権を得る”に留まる訳で、そこからは個々の努力が必要になるんですが
その辺、わかっていて応募しているのかな?
ここエチオピアでの仕事の仕方なんてしていたら、即刻クビになってしまうし。


これまでの途上国生活の中で出会って来た友人たち
その中の一部は先進国で働いている人がいます。
何をしているかって?家政婦をしています。

それでも母国で暮らすよりは、暮らしはいいのかもしれませんが・・・
祖国に残した家族、引退後の生活、・・・どう考えているのでしょうか。

まずは逃げ出したいのかな?



参考サイト
http://travel.state.gov/visa/immigrants/types/types_1322.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Diversity_Visa_Program

配線工事の一番の功労者は?

先週の月曜日から金曜日で終わるはずだった配線工事。
結局は土曜日一日使い切っても終わらず、今日まで掛かる事に。

さて、その中で気になった事を
・作業開始を報告しない
・クライアントの意向を確認しない
・クライアントに相談しない
・面倒な確認をしない(簡単な確認はする)
・終了報告をしない
・片付けない
と日本と比較した場合に気になりました。

懇意にしている業者なので、上記の気になった部分を直せば
外国人系のお客さんが増えると思うので
教えてあげようかとも思いましたが、もしかしたら今の彼らのやり方が
ここエチオピアでのやり方に合っているとしたら
上から目線で教える事は、良くないかと思い、結局教えるのは止しました。


さて、今回の工事での一番の功労者。それはいったい誰?

事務所専属のお掃除の方々!

彼女達は鍵の番もしているので、作業が遅くまでずれ込めば、それに合わせて居残り
土曜日も朝からやるとなれば、その時間までには事務所へ来て鍵を開けます。


作業をして散らかし放題の床、壁をドリルで穴開けして埃だらけの机

土足で何度も上がった踏み台にされた机

作業の邪魔だからと動かした机、棚などを彼女達は日曜日に来て月曜日には気持ちよく仕事を出来る様に整えてくれていたのです。

心から“有り難う”と言わずにはいられませんでした。

2011年11月7日月曜日

おっとこれは!

自転車で市内をノンビリ漕いで、その足でそのまま買い物へ。
自宅に近いスーパーにてお買い物。
普段は買わないお菓子になんとなく手を伸ばして買ってみました。

「普段、全くと言っていい程お菓子を買わないのにどうしてまた今日は?」
と自分自身の行動に不思議を感じつつも買ってきました。


コーヒー入れて、お菓子の袋を開けようとした時、見慣れた文字が飛び込んできます。



日本語じゃ!

どうやらドイツのクッキーらしいのですが
日本へも輸出されているらしく日本向けの成分表示がされております。
日本円にして160円強のお菓子で、こちらではかなり高いと思われます。
果たして日本では幾らくらいで売っているのかな?


日本語表記を見たからでしょうか?
なんとなく洗練された味の様な気がします。
いや、きっと気のせい。

2011年11月6日日曜日

結局、全て終わらず

相変わらず、ゆっくりと進む作業。
配線が全部終わっていないのに、確認作業に入ったり
Internetで遊んでいるお姉ちゃん。お主は誰じゃ?
とりあえず、今日のうちに内線・外線電話とFAX
そしてInternetに繋がる様になればいいです。

段取りも、あったもんじゃないし、一つ一つの段階を片付けずに先に進んでいる模様。
その為、作業をしないでプラプラしている人が居るのが気になります。

基本的に“お客さんの事務所を汚さない”なんて感覚は無い様で
切断したケーブル、ドリルで穴開けしたカス、部品の入っていた袋、...etc.
全て床にポンポン捨てて?落として?いきます。
その為、事務所専属のお掃除担当者がセッセコ掃除をするはめに。

と土曜日の作業も進む訳ですが、夕方になってやっとこさ私の出番。
大切な確認作業です。
しかし、既に荷物をまとめて帰る準備を進める彼ら達。
果たしてキチンと出来ていない場合、どうするのやら??

とりあえずInternetについては全ての箇所にて繋がる事を確認。
こうした確認作業中も、“早く帰ろうよ〜”オーラが襲ってきます。
月曜日から普通に業務が始まるので、ここだけは譲れるに確認作業続行!
しかし、電話はお願いした通りになっておらず、さて、どうしたものやら?

「あの・・・月曜日から普通に仕事始めるんだけど・・・
皆さん出張から帰ってくるから、電話使えないとね困る訳よね?
わかるかなぁ?」
と、至極真っ当な事をわざわざ説明しても

「なぁ、疲れたよ」
「お昼食べてないからお腹も減ったよ」
とだだっ子の様に泣きついてきます。

しかし今週前半の作業っぷり、9時頃に来ては16時頃にはさっさと帰り
準備もキチンとしていないから、ゆっくりと作業。
そして今日にしても、お昼を食べに行った時に大雨で昼ご飯を逃した訳で・・・
さも今突然降って湧いた様な風に、だだを捏ねられても困る訳です。

僕自身は判断付けられない部分なので、総務担当者に電話をして
内線・外線の設定がキチンとされていない部分に関しては月曜日に持ち越し。


この散らかしたままの状態も月曜日まで持ち越し?
あれ?既に誰もいない・・・。

2011年11月4日金曜日

Webサイトリニューアル

所属組織のWebサイトがリニューアルされた。
昨日、マリにて25周年記念式典が行われた。
以前から“25周年記念式典までには新しいデザインへ移行しよう!”と
東京事務所に居た頃から、お手伝い出来る部分に関してはお手伝いしてきた。
笹川アフリカ協会:http://www.saa-safe.org(現状は英語版のみ)
デザインに関しては、私自身センスが無いのでノータッチ。
ただし、今後のメンテナンスを考慮して、コンテンツ追加や
コンテンツ表示に関して、環境に左右されにくい様に進言した。

特にVideoに関して。
これまでの配信方式から、Youtubeを使った方式へと変更。
ビデオを取り込みし直して、Youtubeにアカウント作ってUpload。
新しいサイトへ切り替わる前から、視聴して下さる方がいた。


メニュー構成も含めて、かなり手直しを行ったので
笹川アフリカ協会の活動をより見易くなったと期待する。

引き続き配線工事中!

月曜日から始まった配線工事、今日も続いていますし明日も続きます。
本当に今週中に終わるのかいな?
と、そもそも今週いっぱい掛けてやる程の作業量なのかも疑問。
各部屋、各机からの配線が集まってきた
一応、少しずつではありますが進歩が見られます。
他の同僚は、最初に指示したっきり、全然気にしていない様なので。
作業漏れがあると、後で面倒なのでたまに進捗状況を確認したり
作業の様子を確認したりしております。
とりあえず、あまりにもひどい事も、とんちんかんな事もしていないので一安心。
とはいえ、要所要所は確認しているので事務所を離れられない。

Internet接続機器は・・・外されたまま
来週月曜日には、マリ共和国へ出ている上司や同僚たちも戻ってくるので
それまでには普通に使える様にしておきたいです。

もう一つ別系統のケーブルたち
さて、写真等は無いのですが作業風景を見ていると
・土足のままで机の上に登る
・埃や、ゴミが机や書類の上に落ちようがおかまい無し
・9:00頃に来て16:00頃には引き上げる作業時間の短さ
が気になったりします。
それでもけっこう人件費が高かったりします。


配線工事が全て終わって、それから確認作業まで明日で出来るかな?
もちろん、確認作業は私が自分でやりますよ。

2011年11月2日水曜日

無事に終わればいいのだけど

今週、殆どの半分程のスタッフ、特に管理職クラスはマリへ行っております。
その間に
・事務所内の電話交換機入れ替え。
 ・交換機移設
をやることになったのですが
作業中はネットが使えなくなる事が予想されるので
その前に昼飯遅らせてコツコツ作業をしていました。


すると、配線工事のために来たとおぼしき二人の人。
“まぁ、交換機とか、配線とか運び込むのだろう”
と気にせず仕事をしていると、遠くからバキバキッと音が聞こえます。

「え?まさかいきなりは作業始めないでしょ!」
との期待を見事に裏切って、昼休みで誰もいない事務所で作業開始です。
時既に遅く、何カ所かは配線ぶった切っておりました。

確認も無く、既に切断されたケーブル
準備の悪さ、いきなり作業開始、机の上にも土足で登ったり・・・
こういうのを見ていると、技術料の高さに疑問を感じます。
また、顧客の事を気にしない辺り・・・技術者の地位の低さを感じます。


こうなるとサッサと作業を進めて、早く終わりにして欲しいのですが
どう考えても、準備をキッチリしている様子はありません。
果たして今週中に終わるのだろうか?