2013年5月31日金曜日

今更覚える大家さんの飼い犬達の本名

現在の家へ暮らして2年以上。
毎日仕事から帰ると、大家さんの犬達は
門の下の隙間から外の様子を伺い、門を開けるとシッポを振って出迎えてくれます。

朝も仕事の為に玄関のドアを開けると
シッポを振りながら裏庭から走ってきて見送ってくれます。
門の下の隙間に見えるのは?
大家さんの犬達でした。
呼べば近づいてくるし、なでてやればシッポを振って喜んだり
お腹をみせて、“もっとさすって”とアピールもしてきます。
そんな彼らを愛でていました。

しかし、彼らを呼ぶ時は、勝手につけた名前で呼んでいました。

ひょんな事から、彼らの本名を聞く機会がありました。
今更本名を知ってもしっくりこない。
大家さんと、私の名前の付け方は以下の様。
  • 本名:メチャレ
    • 名付け理由:勇敢で、物凄い勢いで吠えるから
  • 私の呼び名:ナナ
    •  名付け理由:“ナナ”と呼べば近づいてきたから。

  • 本名:ケブリッツ
    • 名付け理由:Ethiopia歴の3月にやってきたから
  • 私の呼び名:ビビorビビ助
    • 名付け理由:臆病で、常にびびっているから

安易な名付けをしていましたが、今さら本名で呼ぶのもしっくり来ません。
メチャレはいいとしても、臆病なビビ助は、やっぱり“ビビ助”と呼びたくなります。

2013年5月30日木曜日

広がる道路拡幅工事

かつてアディスアベバ市内のBole通り
中央に植え込みのある美しい片側2車線道路でした。
2011年3月2日撮影
2011年3月2日撮影
拡幅工事が始まる際
 「拡幅工事に伴って立ち退きが必要なビルは1軒のみです」
と発表された旨を聞きました。
確かにそれまで広かった歩道を削って、中央分離帯を狭める事で
道路の拡幅工事は進んでいきました。
Bole Japan付近の工事中のBole通り 2012年3月4日
Boston Spa向かい側付近 2012年8月25日
この道路拡幅工事が始まってから、数多くの断水、数多くの停電が発生したと思います。
メインストリートのBole通りが通行止めになったので
迂回路になった道路は大混雑で、不便この上ない状況でした。

そしてつい先日、このBole通りが開通し
空港からMaskel Squareまでが再び通れる様になりました。
 「AUの会議開催までに間に合わせる!」
との号令のもと、工事が進んでいましたが、なんとか間に合った様子です。
Fantu Supermarket付近 2013年5月26日
道路の拡幅がすみ、これまでよりも車達は速度を出して走る様になりました。
しかし、歩行者が横断する術を用意していないので
今後は事故が増えるのではないかと危惧します。
車は車線を守らず、歩行者はズンズン横断する。
Bole通りでは目立った立ち退きは無かった様ですが
このBole通りの工事終了と前後して始まったHaile Gebre Silase通りの拡幅工事。
こちらは中央に路面電車(LRT)を走らせる予定です。
もともとの歩道の幅が狭かったので通り沿いの商店は
道路拡幅分を取り壊して、新たにお店の入り口を作っています。
道路拡幅分だけ店を下げている様子
聞く所によると、この拡幅工事は既に計画済みだったので
これらの建物が違法状態だったとの事。本当か?

こうして物凄いスピードで道路工事が進み、街の景観が変わろうとしています。
どういった都市計画を描いているのか判りませんが
 「既存の物を壊して、ドンドン新しくしていく」
というスタイルの様な気がします。

そんな街の変貌ぶり、エチオピア人の同僚に聞くと
 「道路の建設が進むのはすごくいい事だ!」
と手放しで喜んでいます。
かつての日本がそうであった様に、ズンズンと発展している街においては
「歴史的な」「伝統的な」といった言葉は無力である様に感じます。

2013年5月29日水曜日

食あたりの原因

月曜日、な〜んとなく下腹部のあたりが重いのを感じます。
“痛い”とまでは言いませんが、なんだかヘンテコ。

晩ご飯を食べ、夜になると痛みは激しさを増します。
夜中にお腹の痛みで3度目をさまし、その度にトイレへ行くものの解決せず。

翌朝、薬(抗生物質)を飲んで改善の兆しを感じます。


さて、お腹が痛くなった原因はどこにあるのでしょう?


海外旅行へ行く時に、多くの人がお世話になる“地球の歩き方”等で
多くは旅行先で「水道水は飲まない方がいい」と書いてあるかと思います。
ここエチオピアでも私は水道水は飲みません。
水道水から砂、石等が出てくる事は頻繁です。
時には水道水が濁っている事があからさまに判る事もあります。
かつてブータンで住んでいたアパートにて。
ご近所での水道工事
事務所で飲むマキアート。
これ自体は美味しいです。
しかし、このマキアートを入れる為に使う水は、事務所の水道水です。
十二分に沸騰していない場合、身体に悪影響があるかもしれません。

また、このマキアートに使う牛乳。
事務所へ毎日配達してきてくれているのですが
怪しげなプラスチック容器、そして牛乳の品質についても疑問です。


と具体的にこれらが原因という訳ではありませんが
「衛生管理」という部分がかなり寛容な所なので、レストランの食事にしても
どこまでキチンと衛生管理をされているか判りません。

結局、食あたりなどになっても、原因は特定できず
次回へ向けて予防策が何も無いのが現状です。
今回も結局は原因特定できず。身体が早く回復するのを願うのみです。


2013年5月27日月曜日

Medhane Alem Cathedralでのフォトツアー

日曜日、友人に誘われて、家から最寄りの教会まで写真を撮りにいきました。
今、アディスアベバ市内は挙式シーズン!
市内のホテルもそうですが、教会でも式を挙げている姿をたくさん見掛けます。
乗り合いタクシーをチャーターして来たけど・・・エンコ
我が家から最寄りの教会と言えば・・・「Medhane Alem Cathedral」
歩いても10分程の場所なんですが、これまで敷地内へ入った事がありませんでした。

次から次へと挙式のグループがやってきます。
新郎新婦を迎える人達
 
要所要所で写真撮影
こうしたグループは教会内へ入るのかと思いきや、建物の周りをまわるのみ。
建物内へ入らず、回廊を歩くのみ
ぐるりと回って、最後は教会の正面へ移動してきて
そこにてやはり写真撮影です。
 
日本でいう「フォトセッション」は人気な様子
あまり全体写真というのを撮る習慣が無いのか?
新郎新婦を中心にした写真撮影のみでした。
では、招待された人達、親族らしき人達は何をしているかと言えば・・・
歌って、踊って、楽しそう。

音量が大きめなのでご注意あれ!

我々はふらっとやって来た外国人にも関わらず、彼らの歌声に併せて手拍子を打っていると
招き入れるかの様に輪の中へと入れてくれます。

普段、見掛けるエチオピア人とは違って
すごく純粋で、気持ちを素直に出している様に感じました。

2013年5月24日金曜日

停電に続いて起こる事

朝起きると、“パチン”という音と共に静寂が。
カーテンの閉まった部屋は暗く、スイッチを入れても電気は付かない。

「あぁ、停電だ」

幸い、朝なのでカーテンを開ければ部屋は明るいので
そのまま出勤の用意をして事務所へと向かう。

事務所の入るビルへ到着。
しかし、こちらも停電でエレベーターは動いておらず
4階(日本で言う5階)まで階段にて登る事に。

同僚から
 「陽介、ネットが繋がらないよ」
 「陽介、電話が繋がらないよ」
と報告を受ける。確かに繋がらない。

8:00を少し回ると、事務所の入るビルに備え付けの発電機が動き始める。


事務所内の電気が着き始め、プリンターやコピー機も動き出す。
しかし、相変わらず電話もインターネットも繋がらない。



それから数時間、停電から復旧。
事務所裏の発電機は止まり、暫くして電話とインターネットも繋がる様になった。
日本では電話は停電時でも通話できる様になっているけど
ここではこうして停電に引き続いて普通になる事は日常茶飯事。


「発展している」とはいえ、やはり社会インフラが脆弱である事は依然として否めません。

2013年5月23日木曜日

国旗が違う

先日、Tomoca Coffeeにて見た地図ですが、何か違う。
エリトリアの部分もエチオピアに含まれている事もそうですが
左上にある国旗。今のエチオピアの国旗と違うんです。
改めて地図を
国旗付近のみ切り抜き




この左上の地図ですが、調べてみた所・・・とはいえWikipedia。
大雑把にこんな感じで推移しています。
 出典:http://en.wikipedia.org/wiki/Flag_of_Ethiopia

1975–1987年頃の国旗
1987–1991年頃の国旗
1991–1996年頃の国旗
現在
あれ?するってえと、前回BlogのTomoca Coffeeの地図は
どんなに古くても1975年頃ってことですか?
まぁ、それでも40年近く前の事ですね。

現在の国旗、真ん中に「星」が配置されていますが
あるエチオピア人によると
 「あの国旗は、本来の俺たちの国旗じゃない!」
と言います。
つい最近まで、何の事を言っているのか判りませんでした。

1996年までの政権、もしくは更に昔の1987年以前の政権を支持していた人達にとって
現在の国旗は、自分たちが指示する政権ではないので許しがたいのでしょう。

2013年5月21日火曜日

歴史を感じる場所

アディスアベバ市内で有名なコーヒーショップと言えば・・・「Tomoca Coffee」です。
 Webサイト:http://www.tomocacoffee.com/
ここの本店は歴史を感じさせてくれるたたずまいをしています。

先日、友人の買い物に付き合ってTomoca Coffeeの本店へ行ってきました。
通常はパッケージされた豆だけを買っての帰宅ですが
喉も乾いていたので、マキアートを頂く事に。
奥にはバリスタが控えております。
店内は永年、コーヒーを焙煎したりして出来たシミが
いい具合に味を出しています。

そんな店内にデカデカと張り出されているエチオピアの地図。
見慣れた形と違います。 
地図の形も違うし、国旗も違う
Tomoca Coffeeが始めた1953年当時からの地図だとすると・・・かなりの年代物。
どんどん新しいビルが立っていく中で、貴重な物です。

この地図の北東方向に、今はエリトリアの首都となった「Asmara」の文字も確認できます。
反射して見づらいが「Asmara」の文字が確認できる
政権の体制変化、エリトリアの独立、エリトリアとの国境紛争等を経て
現在もアディスアベバ市内にて営業を続けるTomoca Coffee。

こうした歴史を感じる箇所を残しつつ
アディスアベバ、しいてはエチオピアが発展して欲しいと願います。

2013年5月19日日曜日

同僚の目の色が変わるとき

2週間程前から、事務所の備品廃棄処理を進めてきました。
  1. 廃棄する物品を集める
  2. 物品のスペック等を一覧にする
  3. 事務所内や外部へ対してアナウンスを行う
  4. 入札をしてもらう
  5. 入札結果を落札者へ通知を行う
といったのが大まかな流れですが・・・この入札が始まってからは面倒です。
中古品な訳ですから、品質、状態は様々。
責任も持てませんから、“全ては自己責任です”とあらかじめ言っておいても
問い合わせの連絡は後を絶ちません。

そうした事を乗り越えて、入札も終了!

こうしたケース。
事務所のスタッフ達は目の色変わります。
 「陽介、内部の者を優先してくれよ。◯◯社なんかは内部を優先するよ」
と言うのですが、我々はNGO。会社とは訳が違います。
NGOである事を説明しても納得しません。

毎回、こうした面倒を乗り越えて今回も廃棄処理は終わりました。
結果をまとめて発表!
何度も組織の規定を説明して、廃棄品の状態説明をはぐらかし
何とか落札者を決めるまでに至りました。


一から十まで僕がやっているけど、そろそろ同僚に任せて進めたいな。
 

2013年5月18日土曜日

男子厨房に入るべからず

従来、平日のお昼ご飯と言えば
事務所そばのコーヒーショップでハンバーガーなり、サンドイッチが定番でした。
それ以外にもレストランが数件あるけど
“頼んでから出てくるまでが割と早い”という理由で
このコーヒーショップが定番でした。
事務所ご近所のKaldi's Coffee
従来食べていた昼食
しかし、このコーヒーショップに限った事ではありませんが
昼食一食に、400〜500円程も掛かってしまうのは
途上国の生活ではかなり贅沢な部類になります。
事務所下のスーパーでクロワッサンを買って済ませる事も。
日常、朝ご飯、夕ご飯は自炊の生活なので
夕ご飯の残り物をお弁当にしてお昼に食べる事にしました。


さて、お弁当を食べ終わっての容器。
家へ帰ってから洗ってもいいのですが
簡単な流しも事務所内にはあるので、そこで洗う事にしました。
洗っていると視線を感じます。
 「陽介、なんで洗うんだ?」
と同僚(男性陣)は言います。
自炊生活では日常的に台所に立って洗い物をするのが普通。
別段珍しい事ではありませんが、エチオピア人にとっては珍しい様子。

あぁ、そういえばここは男性社会の国。
エチオピアの昔ながら風習を考えれば
 「男が洗い物をしているなんてナンセンス」
なんでしょう。

2013年5月16日木曜日

膨らまない! 〜テーブルマウンテンみたいなパン〜

これまで、自宅のホームベーカリーにてパンを焼く際
使っていた小麦粉は、アディスアベバ市内にて手に入る輸入小麦粉が中心でした。
しかし、それら輸入小麦粉の入荷も滞る様になり
かといって必要になる小麦粉全てを日本から
もしくはエチオピア国外へ出た際に全て調達するのは無理があります。

ご近所さんから現地の小麦粉を分けてもらってパンを焼いてみました。
最小パッケージが3kgからと大きめな現地小麦粉
材料を測って、スイッチオン!
ドキドキしながら待つ事2時間半程。焼き上がりました!

え?
あれ?ずいぶんと凹んでいないですか?
取り出してみました。
パンの上側は真っ平らに近い状態。
切ってみるとこんな感じ。
お味は、なんだか膨らみきっていなくて、重い感じです。
さてさてどうするか?
次回は配分を変えて焼いてみるか?日本の小麦粉と混ぜてみるか?

試行錯誤が続きます。



ちなみに、こちらが日本の小麦粉で焼いたパン。
焼き上がりふっくら

2013年5月14日火曜日

HDDスペースの圧迫

最近、ハードディスクの空き容量が少なくなってきて困っていました。
先日確認した時の、システム情報はこんな感じ。
「その他」がえらく多い!407.51GB!!
一眼レフカメラで写真撮ったり、動画を撮ったりしているので
写真やムービーファイルのデータ量が多いのは納得いくのですが
その他があまりにも容量を食っています。

そんなとき、頼りになるのはAppleコミュニティ。

ターミナルにて容量が大きなフォルダを検索してみます。
「vsapi」が207GB!?
ウィルスバスターが古いバージョンだと、こうした問題が発生するとの事。
207GBの中身を確認して、個別に削除する事も考えましたが
使っていたウィルスバスターがサポート切れのバージョンだったので更新する事に。
こちらのバージョンは既にサポート期限切れ
ウィルスバスターをアンインストール→インストールしただけで問題は大きく解決!
従前よりも大きく改善されました。
まだ「その他」が多い状況ではありますが
とりあえずは現状にて様子を見ようと思います。


参考URL:https://discussionsjapan.apple.com/docs/DOC-1081

2013年5月13日月曜日

中身よりも高い空き瓶

東アフリカのケニア、ウガンダ等のビールは美味しいです。
出張、旅行に行くたびにそれらを飲むのも楽しみにしています。

同じ東アフリカのエチオピア。
ここにもいく種類かのビールがあります。
St. George BeerとDashen Beer
Meta BeerとCastel Beer
これ以外にも数種類あります。
しかし、これらに共通して言える事は? 
「中身よりも空き瓶が高い!」
奥の2本ずつのレシートより、空き瓶のみの方が高い!
そういえば、以前住んでいたEritreaでも、空き瓶は貴重品でした。
更には独立記念日前後のみしか、市場にビールが出回りません。
5月の前後のみにお目に掛かれるAsmaraビール
先のケニア、ウガンダでは日本と同様に中身の方が空き瓶の価格よりも高くなっています。
ガラス瓶を造る工場がエチオピアには無いのかな?