2013年10月28日月曜日

出産費用と所得の関係

出勤途中のドライバー(ド)との世間話シリーズ。
出勤途中、病院の前を通ったのを切っ掛けに始まった話。


 ド:陽介、知っているか?うちの政府(エチオピア)は良い政府なんだぞ。
 私:どうしてまた急に??
 ド:所得が低い人に対しては、病院に掛かる費用は全額無料なんだ。
 私:全額!?でも、さすがに出産に関しては無料じゃないでしょ?
 ド:無料ではないが、物凄く安いぞ。
   毎月の検査費用 2Birr
   出産費用 50Birr
 私:かなり安いね。
   って事は・・・100Birrも出産に掛からないってことだね。
 ド:そういうことだ。良い政府だろ?
 私:所得が特別低くない場合はどうなるの?
 ド:政府系病院なら、受診料と検査費用を支払うだけだ。
   それにしたって、たいした事ない。
 私:でも「所得の低い人」ってどの辺で線引きされるの?
 ド:安定的な仕事を持っていて、月の収入が500Birr以下の場合は認定される。
 私:500Birrって・・・相当低いね。
 ド:しかし、これはあくまでも政府系の病院に掛かった場合の話だ。
   民間病院だと、一回受信するだけで100Birrは掛かる。
   出産は1700Birrだったかなぁ〜。

我が家の大家さんにお願いされて雇っているお掃除担当お手伝いさんが700Birr/月。
一般的に日本人について働いている運転手さんが1500〜2000Birr。
それでも安いと思っていたのに、さらにその下がいるとは。

でも、世の中無料という事は有り得ません。
その分をどこかの誰かが出しているはず。
キチンとした税収も見込めていないだろうエチオピア政府。
いったい何処からお金が出ているんでしょう。考えるまでもありませんね。

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