2013年10月11日金曜日

エチオピア北部州訪問記 〜子供達〜 業務以外編 1/4

今回の業務出張に関する事を3回書いてきましたが
これから4回は業務を離れた部分にて。

体感的ではありますが、エチオピアの首都と地方の経済的な格差は
予想を遥かに超えて大きかったです。
しかし、かつて自分自身が2年4ヶ月間生活をしたブータン同様
子供達の瞳は輝いていました。

Raya - Azebo, Tigray付近にて





      
水が貴重品なこうした土地では、人々は満足にお風呂に入る事が出来ません。
日本のメディア等で私自身が目にした難民キャンプ等の映像では
子供達にたかる多くのハエを目にしました。
やはり今回も特に子供達にたかるハエを見ましたが
てっきり
  “汚いから、そこへハエがたかっている”
と思っていました。
しかし、顔を拭いてあげてもハエはたかります。
汚いからたかっているのではなく、水分めがけてハエはたかっていました。

実際、我々の唇付近にも水分めがけてハエはたかってきます。
たかっているハエの数は圧倒的に子供の方が多く
「何かしら対策が出来ないのか?」と思ってしまいます。


Shire, Tigray付近
Shire, Tigray付近にて
エリトリア難民キャンプが付近にあるShireは
土地の人々の生活しているそばで、新たに難民達が住み始めています。
カツカツな状態の土地の人達にとって、新たな人達がやってくるのは死活問題です。
そんな土地の子供達、果たして学校へ行く余裕はあるのでしょうか?


Mytsebri, Tigray付近
例え土地が肥えていて、雨が多くとも
まだまだエチオピア国内にはアクセスの悪さから
十分に発展の出来ていない土地があります。
中核都市に挟まれていながら、その2つの中核都市の間は荒れた砂利道。
そんな場所に位置するMytsebriの街は、発展から取り残されています。
土地が肥えているので、発展するポテンシャルはあるのですが
道路がアスファルトになるまでの間、緩やかな発展が続くと思われます。
しかし、ここの土地の子供達の瞳もキラキラと輝き
都会(Addis Ababa)の子供達よりも良い顔をしている様に思います。
ある程度の経済的な発展は不可欠だと思いますが
その後、どこまで発展するのがいいのか、疑問を抱いてしまいます。
テレビがあり、携帯電話もあり、情報だけが入ってくる中では
「知らないから幸せなんだ」とはいえません。
子供達の瞳は輝き、生き生きしています。

環境が厳しい中、支えあって生きていて
共に過ごす時間が多いのが大きく作用している様に感じます。
 

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