2013年5月1日水曜日

未だにLADAすら買えない

事務所からの帰り道、ふと反対車線を見るとMercedes BenzのS-Class。
(日本の正規販売店では¥10,850,000から ヤナセWebサイトより
しかも運転席には若い女性。どんな反応を示すかを知った上で、事務所の運転手さんに
 「おいおい、あんなに若いのにMercedesに乗っているよ」
と話すと、案の定・・・
 「俺は20年も運転手をしているけど、未だにLADAすら買えない」
とぼやいておりました。

彼の月収は現在3,000Birrと見込むと、おおよそUS$161くらい。
冒頭のMercedesは、691ヶ月分、57年分の給与を支払って買えるか?
ぼやく気持ちも判らなくありません。
(もっとも、更に税金が乗るので、とんでもない金額になるはず)

彼の言うLADAは一体幾らくらいなのかを聞くと
130,000Birrするそうなので、US$7,000となります。
さらに100%の税金が乗るので、乗り出し価格はUS$14,000。
7年分の給与を全てつぎ込んで、やっと買えるか買えないか。


とまぁ、前置きが長くなってしまいました。
このLADAですが、ソ連製の乗用車。
街中のタクシーとして活躍中のLADA 2101
現在はルノーから出資を受けているので、出資を受ける以前とは別格な車を作っていますが
ここエチオピアで見掛けるLADAと言えば、社会主義時代に作られた車が殆どです。
このラーダ・2107ですら、税金を含めてUS$14,000するとの事。

日本から初代ヴィッツがハンドルの位置まで直された上で輸入されています。
参考までに2013年5月1日のヴィッツの中古車価格は・・・
安い順に並べてみました。カーセンサーより。
安いですね。
10万円しないで買う事が出来ます。
これがどうした訳か
 日本 ->・・・ -> ドバイ(Dubai) -> ジプチ(Djibouti) -> エチオピア
と経て来ると・・・US$15,000位になるそうです。
事務所の運転手さん曰く、「Luxuryだから税金が高いそうだ」とのこと。
日本で中古車業者が10万円もしないで仕入れた車が、Luxuryとはこれいかに。
大家さんの1989年型カローラ
大家さんの乗る1987年型カローラ。こちらは1987年型です。
かなりガタが来ていますが、今日も大家さんはこのカローラで出勤です。
自家用車は依然として高嶺の花。
古い車も、どうにしても走らなくなるまで乗り潰します。


残念な事だけど、冒頭の事務所の運転手さん。
彼は永遠に自家用車を持てないんだろうな。
社会主義時代を長く過ごしてきた世代にとって
 「永年働く=沢山給与がもらえる」
のはず。
しかし、エチオピアも能力給の世の中。
事業等を興して、沢山の収入を得ている人達もいます。
彼にとって自分よりも若いのに、自分より沢山収入がある事は納得いかないはず。


しかし、世間の大きな流れの中では、彼は河を流れて行く落ち葉の様な大きさ。
流れが大きく変わってしまった今、どんな想いを抱いているのでしょう。
今度聞いてみよう。

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