2012年9月19日水曜日

お金持ちと、貧乏人の「死」

普段であれば「死」ついて話す事は無いのですが
皆さんご存知?かとは思いますが、先月末にエチオピアの首相は亡くなりました。
そんな訳で、自ずと「死」について事務所の運転手さんと話す機会がありました。

事務所の運転手さん、決して裕福とは言えません。
そんな彼自身がいいます。
 「俺たちは死んだって、周りの人達は涙を流さないんだ。
  しかし、金持ちは違う。涙を流すんだ」

“はて?失礼ながら俺なんか死んだって誰も悲しまないって言っているのか?”と思いつつも
真意を測りかねているかの如く、率直に「どうして?」と聞くと先を話します。
俺は毎月、一定額を地域の代表に積み立てを行っているんだ。
周りの住民も同じ様にしている。
 ー 中略 ー
仮に誰かが亡くなった場合
その皆で積み立てているお金から葬式代を出すんだ。
では一方で“金持ちはどうして涙を流すのか?”という問いに対しては
明確な答えがありませんでした。


勝手な解釈かもしれませんが、金持ちor貧乏関係なく
彼が住んでいるコミュニティは、コミュニティ内の絆が強いのかなと感じました。
ご近所同士が助け合って、生活をしているのであれば
“涙を流さない”という表現はどうかと思いましたが
盛大に故人を見送るお葬式が出来そうです。

コミュニティ内の絆が強いのであれば
彼が金持ち(自分のコミュニティ以外)に対して誇りたい気持ちは判る様な気がします。
その理解が正しければ、私自身も彼を羨ましく思います。

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