2012年8月11日土曜日

中国の「一人っ子政策」とエチオピアの「出稼ぎ労働者」

アディスアベバの空港にて
失礼ながら“普段は飛行機に乗らないであろう”方々の集団を見掛ける。
そうした方々の多くは、中東にて出稼ぎ労働者として出国する女性が殆どである。

中東にてお手伝いさん等をして、収入を得るとの事。
そしてその収入の一部を本国、つまりはエチオピアの家族へ送金をして
本国に残っている家族の生計としているとの事。


先日、事務所のドライバーと、経理担当者と3人で
それぞれの用を済ませる為に街中を走っていたときの事である。
一人が
 「中国に一人っ子政策ってのがあるのをテレビで見た。
  中国では全体的に男の方が増えて、結婚に困っているそうだ」
つづけて
 「中国で足らない女性の代わりに、エチオピア人が行って結婚したらどうだ?」
と言った途端、もうひとりの同僚が
 「そんな事をしたら、我々の血が汚れてしまう

これを言った同僚は、僕らよりも年配のエチオピア人。
中国人に対する偏見から言ったのか、それとも自分たちの文化に誇りを持っていて
実際に汚されたくないと思ったから発言したのか?
(もちろん、彼の言った事がエチオピア人を代表している訳ではないですけど)
その真相は定かではないけど、エチオピア人の心の底を垣間見た気がしました。
 

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