2011年11月14日月曜日

金銭授受よりも

先日、いつも大変お世話になっている方からのメールで“?”が発生。
「献本したいので、送り先を教えて下さい」
との事。
何の事か思い出せず、しばし“?”が頭の中を駆け巡りました。

“あ〜ぁ”と思い出したのは、以前、平山修一氏から

「ブータンの本を日本語へ翻訳出版するにあたり
ブータンの犬の写真を使いたいので写真を貸して頂きたい」
旨、メールをもらっていました。

以前も氏が出版なさる本に何度も写真を使って頂き
両親に対して自分がやってきた事の一部をこうして形に残せるので大変光栄に思い
今回も二つ返事で写真提供をしていたのでした。


新婚の第5代国王夫妻が日本へ公式訪問されて、注目度が上がっているブータン王国。
ブータン王国は『幸福度の高い国』としては名前が通っていますが
それだけでなく、ブータン王国の方針は今後の社会が進むべき方向性の一つとして
多いに考えさせられる国策を持った国です。

ブータン王国に関する日本語出版物の絶対数は決して多くはありませんが
詳しい方々が書かれた読みやすい本はあります。
ブータン王国に対して一過性の興味に留まらず
ヒマラヤの奥にある人口80万人程の小さな国ですが
今後も興味を示して欲しいです。


写真提供したからといって、お代は頂きません。
“金銭授受の以上の強い繋がり”の方が大切だと思っています。
そうした事も、青年海外協力隊員として
ブータン王国で活動を通して学んだ事かもしれません。
今回も平山氏には、こうして後に残る形にして下さった事に大変感謝です。
ダワの巡礼 ―ブータンのある野良犬の物語―
クンサン・チョデン 著 (ブータン)
平山修一/森本規子 監訳

( アジアからの贈りものシリーズ )
段々社(発行) 星雲社(発売)
本体 1,800円 四六判・並製・200頁
発行日 2011年11月
ISBN978-4-434-15934-3 C0097

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