2011年5月7日土曜日

「既得権」とどう戦うか?

これまでナイジェリアを除いて各国の事務所内IT環境などを確認してきました。
その大概の事務所で目に付くのはプリンターの多さです。
プリンターの台数を数えてみると・・・
 スタッフの数とプリンターの台数がほとんど変わりません。
しかも、その大半は家庭用のインクジェットプリンターだったりします。

各自の机の上に置かれたインクジェットプリンタ

果たして2台もパソコンが必要だろうか?

これまでの経験上、途上国の多くの事務所でずらっとパソコン、プリンター、スキャナ、・・・
“果たしてこの人は一人でこんなに機械を使うのだろうか?”
と疑問に思わずに居られない位の機械が机の上に並んでいます。

日本に比べて、機械の単価、ランニングコストは高いので
導入に関しては日本以上にシビアであるべきなのですが
さしたる理由も見付からず機械がズラッと机の上に並んでいます。

日本人の感覚からすると、使用頻度の低い機械は共有したり
使用頻度が高くても、ランニングコストを考えて大型の機械を入れたりします。


さ て、これまで出張して現状を確認したのを踏まえて古い機械は廃棄or売却して、中型の機械を入れることとなります。中型の機械を入れれば、これまで各自の 机の上にあった大半のプリンタは不要、もしくは使用頻度が著しく下がるので減価償却が進む前に売却してしまうほうが良いと思うのですが、“既得権”として 自分の机の上に置かれている機械をおいそれとスタッフが手放すでしょうか?

「インクジェットプリンタのインクを4回買うと新しいレーザープリンターが買えるよ。」
「これまで導入できなかったカラーレーザープリンターを導入するよ」
と説明して入れることにするのですがどうなるか?

こ れまでの機械をそのままにして、新しい機械を入れる事は無駄な機械を増やす、もしくは黙認してしまう事になるので、全廃は無理としても、何としても数を減 らすべく努力はしなければなりません。その過程で既得権を守るべく文句を言ったり、理由にならない理由を言うスタッフも居るでしょう。まったく、IT担当 者ってのは貧乏くじを引かざる得ない仕事です。

0 件のコメント:

コメントを投稿