2013年12月16日月曜日

途上国で欠かせないUPS。しかし、設定がきちんとされていない。

途上国では欠かせないUPS(無停電電源装置)。
しかし、たびたび見掛けるのは「単に電源ケーブルを接続しただけ」の状態。
Serial CableもUSBも繋がっていないUPS
本来、UPSは
  1. 停電発生、UPSから電気をパソコンへ供給
  2. UPSの電池残が少なくなると、パソコンへ“シャットダウン”の信号送信
  3. UPSの電池が切れる前に、通常通りのシャットダウンを実行
となるように設定をしてあげる必要があります。
これをしないと、UPS内の電池が切れれば、停電発生時と同じ様に
ブチンとパソコンの電源が切れるだけです。

先日も同僚から
 「以前は停電になっても半日はデスクトップパソコンを使えた。
  今は1時間もしないうちに電源が切れてしまう」
と言われた事があります。
そもそもUPSは、ノートパソコンのバッテリーと同じ様な機能を
期待されるのが間違いです。

エチオピアでも停電が頻繁に発生するので、UPSの内部のバッテリーも酷使されます。
「UPSがなりっぱなしなんだけど?」って言われて中のバッテリーを覗いてみると
大きく膨らんでいます。
酷使されて膨らんだバッテリー(左2つ)と、新品(右)
ノートパソコンのバッテリーの如く酷使され、そして代替品のバッテリーもまがい物。
交換頻度が上がっている様に感じます。


参考資料:
 -第2回 UPSの自動シャットダウン/自動起動の仕組み 
 -UPSで電源トラブルからマシンを守る!!
  

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