2012年11月18日日曜日

エチオピアとハンドクラフト

「エチオピアからのお土産って、コーヒーくらいしかないよねぇ?」

と思っていたのですが
それ以外にもお土産になりそうなポテンシャルを持ったモノがありました。

ご近所のお店で扱っている革製品、そして手編みで作られたカゴ達。
それぞれのお店は違うのですが共通点が
 「形がそれぞれ違う」
もっとも、それは“手作りだから”と言ってしまえば済む話。

しかし、中にはエチオピアで現地の方々の現金収入を増やす為に
エチオピアで作って、日本や先進国等で販売をしている方々もいます。
そうした“先進国クオリティ”という目線で品物を見てしまうと
なかなか厳しいモノがあります。
Salem
バックオーダーを沢山抱えたSalemのカゴ達
店内
フルオーダーにて品物をお願い出来るのですが、こちらの意図はなかなか伝わりません。
これはもっとも、仕事上でも意志を伝えるのに苦労している事。

しかし、こと“商売”となると、お客さんの注文が作る側に伝わらず
結果的にお客さんの注文と違うものが出来てしまうとなると・・・
お客さんとしてはガッカリ。最悪の場合は、次回は来てくれないかも。


今回、鞄を注文するにあたって寸法を伝えて、色を伝えて、・・・としてみましたが
2回の作り直しを依頼しなくてはならなくなってしまいました。
左:初回完成品 右:第2回完成品
作り直しをお願いしても、嫌な顔一つせずに請け負ってくれるので
エチオピアに住んでいる者としては「また来ればいっか」と済む話ですが
競争相手が多く、待ったなしという先進国や、中途国であっても
こうした何度も作り直しをお願いしなければならないビジネスでは
ビジネスチャンスを逃してしまうとお節介ながら心配してしまいます。

しかし、その一方でそうしたハードルを越えて
エチオピアから日本や先進国で販売をされている方々も居るのが事実。
たまの買い物で個人レベルで苦労をしているのですから
日々、出荷する為の製品作りでは計り知れない苦労をしているはず。

私自身、今日も作り直しを依頼した訳ですが
我々お客さんとのやり取りから「どうしたら作り直しが減るのか?」を
感じてもらえたらと願わずにいられません。

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