2012年10月10日水曜日

ナイジェリアのプロジェクトサイト訪問

今回、日帰りにて事務所のあるカノから日帰り圏にて
プロジェクトサイトを訪問しました。
行った場所はだいたいこんな感じ。
ニジェール国境まで100km位との事です。

車を進めていくと、道路ギリギリまで水が迫っています。
何も知らない私は
 「おぉ!ナイジェリア北部って水が豊富なんだね。」
なんて思っていたら・・・・
 “過去15年間になかった大規模な洪水”
との事です。

住民の方々は、せっかく植えた作物をあきらめて
家財道具を背負って別な場所へ引っ越したそうです。
中には道路脇に住んでいる人達も居ます。
ややビビり気味なので遠めから撮影
じゃぶじゃぶと水をかき分けて移動

道路も畑も水浸し
最近まで、この立っている辺りまで水があったとの事
一方、水の被害を受けていない地域では稲がたわわに実っておりました。
作物の育成に適している土地かがよくわかります。
地元の方も「洪水になる前は、この辺りはよく作物が実った」と恨めしそうに言っています。

稲刈り作業中
洪水の被害の無い地域では収穫時期
手作業にてテキパキと稲刈りをしております

さて、プロジェクトサイトを見た帰り、再び朝方通った洪水地域へ戻ります。
というのも、同僚が魚を買って帰りたいとの事。
山積みになった魚を前に物色しています。
ナイジェリア人同士でも値段交渉するのね。
油で揚げる前の魚。遠慮しておきます。
お買い上げ!
同僚たちは私から見るとグロテスクな魚を買っています。

地方ではナイジェリアの都心部で見掛ける様なナイジェリア人を見掛けない気がします。
人々には笑顔があって、礼儀正しく、ひたむきに働いています。
しかし、不幸にもそうした人達の元に天災は降り掛かっています。

おそらく、収穫が見込めなくとも保証される事も無いのでしょう。
天災だけに、誰もどうする事も出来ないのがやるせない気分にさせます。



帰り道、ガソリンスタンドにて見掛けた光景。
給油の機械を柱と鎖でつないでいます。
誰が給油の機械を盗むんだ?
よくよく見ると、気付いたスタンドでは全てこの様になっています。
給油の機械を誰が盗むのでしょうか?
そしてさすがは産油国ナイジェリア。
ガソリンの値段は¥55.116/1Lと破格に安いです。
そのせいか、事務所の車は4輪駆動車も含めてガソリン仕様です。

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