2012年9月8日土曜日

使い慣れた技術も、使い方では感動を呼ぶ

私のお隣さん、JICAの専門家の方が住んでいらっしゃいます。
先日、その方が関わっているプロジェクトの一部として
日本の高知県の小学校とテレビ電話で繋いで、交流をはかろうというイベントがありました。
我が儘を言って、そのイベントに私もお邪魔させて頂きました。

さて、そのプロジェクトとは・・・
『住民参加型初等教育改善プロジェクト(Ho! ManaBUプロジェクト)』
http://www.jica.go.jp/project/ethiopia/0702155/index.html
です。

その最後のイベント。
『Skypeを使っての日本の小学校との交流』にお邪魔してきました。
プロジェクトスタッフと教頭先生も、総出で準備中
エチオピアの学校は日本の様に全てがきちんと備わっている訳ではないので
その辺にあるもの、そこの環境、等を考慮して、あとは工夫をします。

さて準備が整って回線が繋がってエチオピアの小学生と、日本の小学生の交流開始です。
スクリーンに映る遥か彼方の日本の小学生。
小学生達は一所懸命になって交流をしようとしています。
そんな日本の小学生を観て何かとても嬉しい気持ちが込み上げてきました。
繋がった! エチオピアと日本が繋がった!
エチオピア側のInternet環境は、お世辞にも良好ではないので
時には映像が止まったり、音声が途切れたりとヒヤヒヤです。
しかし、エチオピアの子供達も
日本の子供達も工夫をしてコミュニケーションをとっています。
接続状態の悪さを生徒達も一所懸命補う
紙に書いたり、ジェスチャーをしたりと工夫です。
正解!
不正解!
日本では一般的かと思いますが、正解と不正解のジェスチャー。
どことなくやり慣れていない感じのするエチオピア側。
 “もしかしてエチオピアではこのジェスチャーは一般的ではない?”
と思ったので、全てが終わってから質問してみました。

案の定「正解!」ってサインを頭の上に輪っかを作るのは
エチオピアでは一般的ではないそうです。
しかし、それでもエチオピア人の子供達も適応してジェスチャーをしていました。

Ho! ManaBUプロジェクトは9月18日にて終わってしまいますが
こうしたエチオピアと日本の学校の交流は、これからも続いて欲しいと願います。


今回使ったのはその辺にあるノートパソコンと、Skypeです。
別段、特別な機材を使った訳でもありません。
しかし一般的な機材であっても
その活用方法によっては想像以上の大きな感動や、効果的なコミュニケーションをとれます。
頭では判っていた事ですが、今回は改めて確認させてもらいました。
Ho! ManaBUプロジェクトの専門家の方々
そしてエチオピア、日本の双方の小学生達に感謝です。

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