2009年4月9日木曜日

身近な“ステラ・リーベック事件”

私の同僚Eは「自宅で仕事をしたいので事務所のノートパソコンを借りたい」
と申し出ました。
今までこういった前例がなかったので
私は急遽“貸し出し書”を用意して、同僚Eに対応しました。


貸し出し書にサインをして、現物を念入りに確認する同僚。
ノートパソコンを自宅へともって帰りました。



数日後、予定よりも早くノートパソコンを返却してきた同僚E。
受け取って一応動くか確認をしようと思って本体を見ると・・・
明らかにぶつけたか、落としたかした跡があります。




同僚Eに対して確認をすると知らぬ存ぜぬを繰り返すばかり。
同僚を信じて貸し出したのに
壊して帰ってくるし、非を全く認めない態度にガッカリです。
挙句の果てには
“あぁ、いいわよ! 修理代だって払うわよ!”
と逆切れ。


出張から帰ってきた所長と対処方法について相談です。
“ノートパソコンは高価で、壊すと修理代も高い事を知らないのが問題だと思う”
と所長に提案し、修理をすることにしました。

当然ながらエリトリアでは修理は出来ません。
UNFPA本部のあるアメリカ等へ送らねばなりません。
しかし今回は事務所内の問題。
それに本部の人達まで巻き込むのはどうかと思い
私が休暇を利用して、日本で修理をしてくる事に決まりました。
これなら当事務所所員以外を煩わせることもありません。


修理の段取りも整ったので報告を兼ねて所長へメールを送ると
所長は“ノートパソコンの修理は大変!”というのを所員に伝えたかったのか
所員全員をccに入れて返信をしてきました。

すると、壊した張本人が横槍を入れてきます。
「何でわざわざ日本で修理をするんだ?」
→事務所内の問題を外部まで巻き込みたくないからです。
「日本で修理するから高いんだ!」
→どこでも同じようなもの。直すだけが目的ではありません。
「部品だけ取り寄せて交換すればいいんだ!」
→Dellは認めてくれません。だいいち、ノートPCを分解したくない。
「陽介だってプリンタの電源を壊したじゃないか!」
→業者が110vしか対応しないプリンタを収めてしまった。
「陽介だってパソコンの電源を壊したじゃないか!」
→業者が110v地域向けパソコンを収めてしまった。
そこから数日、全く不毛なやりとりが続きます。


結局、同僚Eと所長が直接話して決着しました。
しかし、決着方法を見てビックリ。
“落とした”事を認めていなかった同僚Eは
「ノートパソコンと一緒に専用鞄を貸してくれなかったからいけないんだ!」
と所長に対して話したそうです。
子供みたいな言い訳を50才も過ぎた大人がしています。

所長には非がないのに、収まりそうもない状況を見て
「ノートPCと一緒に専用鞄を貸し出さなくて悪かった」
と謝罪している。
同僚Eは勝ち誇ったのかルンルン♪


所長ももうすぐ任期満了で異動。
私も“2年目は別な任地で!”との思いが更に強くなりました。

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