プリンタメーカーにとって、消耗品(インク、トナー等)は一番の稼ぎどころ。
どのメーカーも基本的には本体を安く売って、消耗品で稼いでいるのは明らか。
純正品はどうしても高いので、汎用品のトナーを売っていたのが当時の会社です。
エチオピアでもプリンタの消耗品代は頭の痛い所。
これをリサイクル品に置換えて、ランニングコストを安くしたくなるのはわかります。
6月にアディスアベバで開催されたICT Exhibition
多くのブースにて、このリサイクルトナーが実演されていました。
品質に疑問があるので、私の居る側の事務所では使っていないのですが
アディスアベバ市内にあるもう一つの事務所では使っていました。
つい先日、国事務所の代表から電話が入ります。
「陽介、プリンターの調子がおかしいんだ。診てくれないか?」
事務所へ足を運んで、とりあえずはテストページを印刷してみます。
すると・・・
発色は良いのだけど、黒い筋が出る! |
他のCyan、Magenta、Yellowは異常がないので、トナーを確認すると・・・
明らかに他と違うトナーが収まっていました。
一番手前(Black)だけ、明らかに違う! |
左:今回の問題のプリンタ 右:純正品のみ収まったプリンタ |
どうも感光体等は使い回して、顔料のみを入れている様です。
感光体がへたっているのに、顔料を詰め直して、パッケージして
ここでも品質管理が出来ていない品物に巡り会ってしまいました。
リサイクルトナー紹介ブース |