乾期を迎えたエチオピアの砂利道は、もうもうと土煙を上げます。
時に前を走る車で視界が無くなる事も |
ホテルの確認は後回しにして、ひとまずフィールドへ向かいます。
Mytseburiの目抜き通り、ホテルは何処に? |
車を途中で降りて、そこからはトコトコと炎天下を徒歩で進みます。
小川を渡り、ぬかるんだ所を通り過ぎ、さらにトコトコと。
フィールドへ向かう道中も色々と情報収集 |
空へ向かって元気いっぱいに成長していました。
大豆はもう少しで収穫との事。 |
農家さんへお願いして、少し大豆を頂いて、このフィールを後にします。
帰り道でも話しながら情報収集です。 |
「先ほど頂いてきた大豆をゆでて、枝豆の様に茹でてみよう!」
早速、裏のキッチンへお願いをしに行き、大豆をゆでてみます。
レストランの人達も興味深げ。
調理方法に興味津々な様子 |
エチオピア人も、その簡単な調理方法に驚き気味。
さて、出来上がって早速周囲のエチオピア人に勧めるも、怪訝そうな顔をします。
一般的に食べ物に対して保守的な人達。
特に年配の方は、おそるおそる食べたり、まったく食べない人もいました。
人生で初めて食べる枝豆 |
僕ら日本人程ではありませんが、食べ始めると止まらない様子。
「これねぇ、ビールに最高なおつまみなんだよ」
お酒を飲みながら、何かを食べる習慣のないエチオピア人にとっては
単に“へ〜ぇ”って話かもしれませんが
日本から遠く離れた土地で、枝豆を食べられるというのは日本人にとっては大きな収穫です。
腹を膨らませた所で、午後もフィールドへ向かいます。
こちらはお米を作っている農民さん。
これは明らかにおめかししていますね。(一番右) |
収穫までは少し時間がありましたが、明らかに周辺農家さんとの
稲の育ちが違います。
自ら自慢の畑へ入って説明して下さいました。 |
一カ所に立っていない乾氏。常に観察したり話を聞いたり忙しそう。 |
でもやはり問題があって
「収穫後処理に使いたい機械があるんだけど
私が使おうとする時、他へ持って行ってしまって使えなかった。
仕方なく、少し安い値段だけど処理をしないで業者へ卸した」
との事。
業者へ卸す前に、少しでも農家さん側にて処理を進めておけば
農家さんに入る収入は、何もしないのよりも多くを見込めます。
上手く行っている農家さんでも、やはり悩み事はあるそうです。
さて、この晩のMaytsebriでの宿泊先。
今回の日程の中で、一番の僻地です。
共同シャワー、共同トイレの宿。160Birr |
しかし乾さん
「いや、協力隊員経験者だから、大丈夫だと思いました」
確かにその通り、私は協力隊経験者。
しかし、ここまでの安宿は初めての経験です。
音楽がうるさかったのを除けば、概ねなっとくの宿でした。
(でも、女性にはすすめられないな)
カメラにビビる子供 |
この日は日曜日だったので、農家さんは使っていませんでしたが
最近も使った様子もあり、また機械の状態もよさそう。
担当者は少し緊張気味だったけど、我々が満足して安心したかな? |
このままうまく続いてくれるのならば安心です。
処理した量をきれいに帳簿にまとめていました。 |
このまま頑張って続けて欲しいものです。 |
メンテナンスを十分にしなかったり・・・数年後には使われないままに
ほったらかしにされてしまうケースが多いのですが
今回視察した所は、メンテナンス用のお金も確保しているとの事。
先の農家さんの様に、使いたい人は潜在的に沢山いそうです。
しっかりとメンテナンスを行って、少しでも活用してもらいたいものです。
早朝の視察を終えて、本日はこれまでで一番の長距離な移動。
エチオピア国内でも有数の難所を超えて、次の目的地へ向かいます。
高度計は3,000mを表示。壊れていなければ。 |
依然として砂利道を進むので、車に乗っているだけでも疲労がたまるのですが
こうした景色を目の当たりにすると、気持ちがさわやかになります。
Gondarへやってきました。
これまではフィールドの視察中心でしたが
ここでは農業機械のデモンストレーションを行います。
これまでとは、また違った光景を見る事が出来そうです。
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