エチオピアの北にある国はエリトリア。
私自身、2008年〜2009年に居たので、なにか懐かしさを感じます。
北へ向かうと、何故か心が躍ります。
それもそのはず、景色も住んでいた首都Asmaraの郊外にそっくりです。
西へ折れる街にてAsmaraまでの道のりを確認すると200km弱!
そして国境は目と鼻の先です。
しかし、この先はエチオピア、エリトリア両国がいがみ合っているエリア。
立ち入るべきエリアではありません。
国境に沿ってAdwa(アドワ)へ向かいます。
車窓のかなたに、エリトリアをのぞみつつ、西へ向かいます。
遠くの山は、Eritrea! |
そこのFarmers Training Centre(FTC、農民訓練所)を訪問です。
先日訪問したAlamata等のMekeleから南部に位置するエリアと違って
こちらは雨もよく降り、もともとテフがよくとれる地域です。
試験農場の調子は物凄くよさそう! |
品種によっては病害も。その様子を乾氏に見せる現地スタッフ |
また、みんながテフばかり作る様では、農家さんの買い取り価格は政府次第。
より収入を安定させる為にも
適した作物、もしくは農家さんが希望する作物を作る機会を提供します。
そこでFTCにて、これまで農家さんが作った事のない作物を実際に育てて
収量、適正等を確認してもらいます。
新しい作物を紹介する役割を担っているエチオピア人達にとっても
新しい作物を試しに作る過程は試行錯誤です。
場所を変えてShireへやってきました。
こちらではFTCそばの農家さんを訪問しましたが
素人目にも、大きな成果が出ています。
近隣の畑とも、見るからに結果が違います。
風に揺られるテフの畑 |
もう数ヶ月の後に収穫されます。 |
そして更に新しい作物にも挑戦し始めているとの事です。
その過程では失敗もあったそうですが、まだまだ情熱は失っていない様です。
エチオピア国内も、畑の環境に大きな違いがあります。
先日の訪問地に比べて、本日の訪問地は気候的には恵まれています。
だまっていてもそれなりに収穫が見込める土地でもあります。
どこも子供達の瞳はキラキラしています。 |
試験農場の段階で失敗してしまうと、農家さんも興味を持ってくれなくなってしまいます。
失敗した原因は、その土地に不適切だったのか?
それともたまたま天候が芳しくなかったのか?
一概にどちらが原因と特定できれば良いですが、そうも単純ではない様です。
畑から戻ると、鞄のベルトに一輪の花。気持ちが和みます。 |
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