こちらでは、同じ笹川アフリカ協会に所属している乾氏が活動しています。
火曜日までは、Mekeleにある事務所へ行っておりました。
すきま風、埃等が激しく環境の厳しい事務所 |
こちらのエリアでは、既に収穫が始まっていました。
エチオピアと言えばテフ!
テフが畑いっぱいに実を付けて、風に揺られている光景は
「その者蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし。
失われし大地との絆を結び、ついに人々を清浄の地に導かん。」
とは大げさですが、綺麗な光景が広がります。
ポツポツ生えているものは気にしないで下さい。 |
忙しいながらも、やはり実りが良いのか、仕事のテンポも良さそうです。
「昨年は干ばつで大変でした」とは乾さん。 |
農民で構成された女性グループの収入改善の活動も、乾さんの活動エリア。
アスファルトの道路から離れて、デコボコ道を暫く走り
電気も水道も来ていないエリアへたどり着きました。
そこで集まってもらった女性グループと意見交換。
彼女達は英語を話さず、ティグライ語を話します。
エチオピア人同僚を挟んでの会話が中心になるのですが・・・
乾さんの周りに農家の女性達 |
言葉は通じなくても、心は通じ合っている様子。 |
子供達との距離も、いつの間にか縮まっています。 |
街へのアクセスは悪いし、耕せる土地も限られているし
しかし「プロジェクトが入ってから、収入が上向いた」との事です。
乾さん曰く
「プロジェクトの残りの時間は限られているけど
大きく背伸びをしないで、着実にどうやって収入をもう少し上向かせるか
悩みどころですね」
農家さん達とパチり |
着実に収入を増やすべく、活動は続くとの事です。
次の場所も女性グループでした。
まずは現状の問題点を聞く事から |
そこで小さな商店を営んでいます。
自分たちで作った作物や、それを加工した品物を売ったりするのが一般的です。
もうすぐプロジェクトも終わりを迎えようとしているのですが
何かの手違いで、政府へ間違った登録を
この女性グループの店舗はされてしまったとの事。
事務手続きが煩雑で、時間が掛かり、かつ間違えもあったりするエチオピア。
とても厄介ですが、継続的にこのお店を継続して行く為には
政府へキチンと登録する事がとても大切です。
女性グループが運営しているお店の運営状況を確認中 |
他の女性達を加えて、商店の規模を少しでも大きくする事で
安定的な収入に繋がる事を願って後にしました。
気付けばここでもいつの間にか子供達も一緒 |
途中、一泊を挟んで活動先を回った後、一旦はMekeleへ戻る事になります。
途中、目を奪われる程の景色に出会いました。
その湖は、湖畔ぎりぎりまで草地が広がり、牛等の家畜が草を食べて居るくらいです。
目立った人工的な建物は見当たらず、手つかずの景色が広がっています。
空が曇って、広角レンズがないのが残念! |
日本を彷彿させる様な景色が広がります。
たわわに実る段々畑 |
これらの条件が整っていない土地でも、多くの人が暮らしています。
条件が悪い土地だけに、大きな挑戦や
ドライスティックに大きな変化は求められません。
その土地の人達の声を聞き、その中から可能性を見付け
容易ではありませんが、少しでも持続的にその人達が発展できる道を見つけます。
乾さん達のチームの挑戦は続きます。
10月4日からは、Mekeleを出て西へ向かいます。
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