2013年6月8日土曜日

The 6th ICT-Exhibition, Bazaar & Conference

EthiotelecomからSMSを受信!
いつもの通り、新しい端末の宣伝かと思いきや
ICT Exhibition開催を伝えるSMS
去年、興味があったものの行く事ができなかったイベントでした。
SMSの情報だけでは判らないので
エチオピア政府の情報通信省のWebサイトにて追加の情報を確認!
情報通信省のWebサイトより
Exhibitionに関するBrochure
しかし、何時に始まって、何時に閉まるかが書いていない。
致し方なく電話にて問い合わせをしてみますが
 「たぶん、16:30には終わります」
との事。“たぶん”って?

余裕をみて現地へ行ってみました。場所はこちら。

大きな地図で見る
門の上にもバーナーが掲げられています。
会場をずんずん進んでいくと、奥に人だかりが・・・
入り口へ向けて人が殺到しています。
なんか・・・近寄りがたいな。
どーして、どこでもかしこでも並ばないかな。
ある程度、殺到している人並みが去った頃合いを計って中へ進みます。
すると入って直ぐに人だかりから呼び止められました。
  「ラップトップを持っているなら登録してちょうだい」
なんだか帰りたくなります。
ラップトップのSerial Noをここで登録
さて、やっとこ中へ、建物は全部で3つ。一番大きなホールでのテナントは
こんな感じでそこそこ入っている様です。
テナントがスカスカではない様子。
入り口入ってすぐの左側、一番大きなスペースを取っているのはEthiotelecom。
予算があるのか?コンパニオンまで雇って展示を行っています。
やはりエチオピア人、コンパニオンも美人!
しかし、展示自体は目新しい物は無く
既存のキャンペーンのチラシを配っている程度でした。

さて、アテも無く会場をウロウロしていて気になったのは3つ。
  1. 再生トナーの業者が目立つ
  2. Thin client(シンクライアント)を紹介している 
  3. Android携帯のメーカー
順に説明しましょう。


1.再生トナーの業者が目立つ
モノクロトナー、カラーとなー共に詰め替え手順、印刷品質を説明している
補充用のトナー、感光体、補充用のインクも揃っている。
別なブースでも再生トナーを紹介
パソコンが事務所へ入ってきて、プリンターも増えてきたけど
消耗品のランニングコストには頭を悩ましている様子。
以前から見掛けていた再生トナーの会社、増えている様です。
4社くらい再生トナーの業者がアディスアベバにはあるようです。


2.Thin client(シンクライアント)を紹介している
日本を初め、先進国ではパソコンの値段が下がったとはいえ、まだまだ途上国では高値!
従業員や、スタッフ全員へパソコンを行き渡らせるのは、まだまだ時間が掛かります。
とはいえ、割とパソコンでなんでもかんでもこなそうとするので
個々にパソコンは必要になっている様子。

OSを初め、ソフトウェアは“無料”という観念がエチオピアではあるので
ソフトウェアに関しては海賊版が普通。
しかし、ハードウェアは購入するしか術が無いので、その部分のコストを下げる上でも
Thin Clientは大きな解決策になります。
デモンストレーション中
停電が以前として多い環境を考えると
パソコンの台数分だけUPSを購入して停電対策を実施するよりも
こうしたThin Clientを導入した方が、停電対策のコストが下がる気がしました。
しかし、スタッフ個々が、自分の写真やら、音楽やら、・・・
パソコンに保管したがるので、サーバーのスペックが大きく問われそうです。
第一、自分のデータを手元に置いておけない事に対する不安は大きく
大きな抵抗がありそう。


3.Android携帯のメーカー
Android携帯、タブレットメーカーのBrochure。
以前、このブログでもエチオピアのTANA COMMUNICATIONを紹介しましたが
最近はTECNO Mobileが大々的に売り出している様です。
アディスアベバで割とPopularなTECNO
このTECNO Mobileはそれなりにバリエーションを揃えている様です。
ハイエンドからローエンドまで揃っている!
しかし、この載っているWebサイトへアクセスしても、製品に関する情報は一切なし。
試しにGoogleで"TECNO Moblie"を検索してみると・・・見付けました!
  Webサイト:http://tecno-mobile.com/
しかし、エチオピアで販売している携帯電話は、「Made in Ethiopia」の様です。

もう1社、こちらのブースも混み合っていたので、なかなか近寄れません。
CTRONIQ社の端末を紹介。こちらはタブレット中心
以前、友人が主筆しているBlogにて
コンゴ共和国製のスマートフォンを紹介していました。
従来、携帯電話はOSから作る必要がありましたが、Androidの登場で
ハードウェアさえ揃えれば、携帯電話を作れる様になったという事でしょう。
ハードウェアにしても、各社の部品を寄せ集めて作っているので
こうした新興国のメーカーも参入する様になったのだと想像します。


しかし、一番盛況であったのはここかも知れません。
無料Internetコーナー
設置してあるパソコンは全て埋まっておりました。やっぱり、パソコンに触れる事自体が、まだまだ貴重という事でしょう。

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