これから4回は業務を離れた部分にて。
体感的ではありますが、エチオピアの首都と地方の経済的な格差は
予想を遥かに超えて大きかったです。
しかし、かつて自分自身が2年4ヶ月間生活をしたブータン同様
子供達の瞳は輝いていました。
Raya - Azebo, Tigray付近にて
水が貴重品なこうした土地では、人々は満足にお風呂に入る事が出来ません。
日本のメディア等で私自身が目にした難民キャンプ等の映像では
子供達にたかる多くのハエを目にしました。
やはり今回も特に子供達にたかるハエを見ましたが
てっきり
“汚いから、そこへハエがたかっている”
と思っていました。
しかし、顔を拭いてあげてもハエはたかります。
汚いからたかっているのではなく、水分めがけてハエはたかっていました。
実際、我々の唇付近にも水分めがけてハエはたかってきます。
たかっているハエの数は圧倒的に子供の方が多く
「何かしら対策が出来ないのか?」と思ってしまいます。
Shire, Tigray付近
Shire, Tigray付近にて |
土地の人々の生活しているそばで、新たに難民達が住み始めています。
カツカツな状態の土地の人達にとって、新たな人達がやってくるのは死活問題です。
そんな土地の子供達、果たして学校へ行く余裕はあるのでしょうか?
Mytsebri, Tigray付近
例え土地が肥えていて、雨が多くとも
まだまだエチオピア国内にはアクセスの悪さから
十分に発展の出来ていない土地があります。
中核都市に挟まれていながら、その2つの中核都市の間は荒れた砂利道。
そんな場所に位置するMytsebriの街は、発展から取り残されています。
土地が肥えているので、発展するポテンシャルはあるのですが
道路がアスファルトになるまでの間、緩やかな発展が続くと思われます。
しかし、ここの土地の子供達の瞳もキラキラと輝き
都会(Addis Ababa)の子供達よりも良い顔をしている様に思います。
ある程度の経済的な発展は不可欠だと思いますがその後、どこまで発展するのがいいのか、疑問を抱いてしまいます。
テレビがあり、携帯電話もあり、情報だけが入ってくる中では
「知らないから幸せなんだ」とはいえません。
子供達の瞳は輝き、生き生きしています。
環境が厳しい中、支えあって生きていて
共に過ごす時間が多いのが大きく作用している様に感じます。
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