2012年2月11日土曜日

一方的なサービス

年末に切り替わった事務所のInternet回線。

黒い箱の中に肝心の機械は設置してある

それに伴って、機械が一部入れ替わったのですが
それに関するマニュアルがありません。
「また、テキトーに設定して帰っていったな。困った」
と軽く頭を悩ませていました。
通信機器の説明書(右)と、保証書(左)
今日、所長の部屋を移動するのでワイワイとやっている最中
同僚が冊子やら、ケーブルやらを持ってきました。
「これは陽介の為でしょう」

どうやら通信機器(またしても中国)のマニュアルです。
「ん!これを探しておったんじゃーーー!」

さて、さっそく通信機器の設定を確認してみると、やっぱりいい加減です。
どう考えても利用者(事務所側)の意向を確認した風はありません。


左ページに一つハンコが押されているだけの保証書
誰も気付かないと思いますが、セッセコ早速設定を直しておきました。


全般的に利用者の要望ではなく、技術者側の都合で決まってしまう設定方法。
仕方なく技術者が帰ってから、セッセコ再度設定するのが日常です。

2012年2月9日木曜日

どうして机に2台も電話が置いてある?

まえまえから不思議に思っていたのですが
事務所内で役付の方の机の上には、2台づつ電話が置かれています。
同僚にどうしてだか説明をもとめると
「一台は事務所内の内線用、もう一台は直通番号を持っている」
との事でした。
机の上に電話機2台。どうして?
なんとなくPBX(構内交換機)を通しても、特定の番号からの発信も
可能だと思ったのですが・・・PBXの設定をいじった事がないので確証がもてず
電話機2台体制は、そのままにしておきました。


昨年、事務所内の配線工事を行って、PBXの設定に関してもいじるようになりました。

白い箱がPBX
何度か設定を行っていく過程で
『もしかして、電話機1台でも事務所内電話と、直通電話を兼ねられる?』
と目処がたちました。


他の事務所でも割と直通電話と、事務所内電話の2台置きを目の当たりにします。
導入する業者は、あまり交換機に関して勉強していない様です。
それとも途上国全般で見掛ける
事務機器が色々と置いてある事を望む傾向があるからでしょうか?
電話機を2台おいたり、導入した機械の機能を十分に生かさない。
なんとなく、無駄なお金を使っている気がします。

2012年2月7日火曜日

右利き、左利き

世界人類の90%は右利きって本当?
割合は別として、圧倒的に右利きの人が多いのは事実かと思う。
つまり左利きはマイノリティー。

インドでは左手は「不浄の手」と言われて
ご飯等を食べるときには使わない。
インドの文化圏に近いブータンに居た時、ご飯を手で食べる時は気を使った。
結果的にはブータンではそうした考えが無いので別段問題無し。


今日、同僚たちとエチオピア料理を食べているとき
ふと思い出して、左手でご飯を食べる事について聞いてみた。
(左手で食べながら)
「確かに昔ながらの習慣では左手で食べるのは御法度だったね。
でも、今は割と拘らないと思うよ」
それを聞いて一安心。
では『エチオピアではどうして左手で食べるのが御法度だったか?』
続きを同僚に聞いてみた。
以下、聞いた事を覚えている範囲で書くので信憑性は怪しい。


“右”は英語では"Right"って書くだろう?別な意味では“正しい”だよね?
聖書に書かれているのだけど“左”は悪運に繋がっていると信じられている。
だから、左というのは好まれないんだ。
昔ながらの家なら、左手で食べていたら親から鞭で叩かれていたね。
少しでも幸運に近づく様にするためにね。」


確かに英語で右は"Right"、左は"Left"。
左は神から取り残されて天国へ行けないのか?

2012年2月3日金曜日

貨幣価値と物価

海外旅行に行くと、「◯◯はUS$100だから日本円で幾ら」って換算しますよね。
貨幣価値が大きく違わない国ではいいと思うのですが
途上国へ行く場合はあまりお勧め出来ません。

エチオピアの最高額紙幣の100Birr札と50Birr札
エチオピアの通貨「Birr」。
100 Birr≒ ¥440 (2012年2月3日)
となります。
つまりは最高額の紙幣でも¥500しないんです。

日常的にお昼ご飯で利用するアディスアベバのStarbucksと言われる(?)
Kaldisコーヒー。
Addis Ababaのあちこちで見掛けるKALDI'S COFFEE

ここで食べるお昼ご飯はだいたい80 Birrくらい。
クラブサンドイッチと、パイナップルジュースで82 Birr(税込み)
さて、この80 Birrというのは庶民にとって、どのくらいの価値なのでしょう。


日本の厚生労働省が決める日本国内最低賃金は時給で646円です。
今日、事務所の運転手さんから聞いた話では
  • 工事現場で物を運んだりする人夫:35Birr/1日(¥153.70)
  • 鉄骨、セメント等を扱って作業する人夫:70Birr/1日(¥307.40)
との事です。
「最低賃金」なんてルールは無いものの
日雇い労働者が始めやすい仕事なので恐らく最低賃金の部類に入るでしょう。

日本の最低賃金で一日働いた場合、¥4,522(7時間労働)となります。
金額の上ではエチオピアの約29倍となります。


さて、話を前半のお昼ご飯にもどして
私が今日食べたクラブサンドイッチとパイナップルジュース。
税込みで82Birrしました。
最低賃金から計算した貨幣価値の感覚では29倍の開きがある事になります。
つまりエチオピアの方々の感覚では、¥10,442することになります。
日本で毎日、昼ご飯に¥10,442も払っていたら給料は底を尽きてしまうでしょう。
第一、日当以上をお昼代には掛けられませんね。


実際は、失業率が高くて給料を得ていない人も多いでしょうから
これ以上に感覚としては高いと思います。
途上国の相対的な物価って、以外と高いんです。


おまけとして、以前エリトリア時代に同様の計算したのをご紹介します。

エチオピア便り No.05

 エチオピアの現地便りにも関わらず、いきなり富士山の写真です。海外で生活をしていると、それまで意識をしていなかった日本の行事を途端に意識する様になってしまいました。しかし、生活の場は海外になっているので、そう頻繁に行事毎に日本に帰る訳にもいかず、自ずと優先順位を春夏秋冬の中で決め、更に絞る事になります。結果「お正月は日本で迎えたい」となりました。昔はそれほど意識する存在でもなかった富士山。こうして綺麗に見えると無意識に柏手を打ったり、拝んだり、何か有り難さを感じたりします。やはりどこへ行っても、日本人である事を忘れる事は出来ません。
 年末年始を日本で過ごし、しっかりと充電して再びアディスアベバへ戻ってきました。冬の日本の引き締まった空気から、カラッとした乾期のアディスアベバへ戻ってきました。さぁ、再び仕事に取り組む日々となります。

続き(PDF版)

内容
  1. 約束通りに事は運ばない
  2. 伝統的なイベントが多いと感じる
  3. 中国の勢い

2012年2月2日木曜日

iPhoneの節電

iPhone4Sになってから?
それともiOS 5になってから?
iPhoneのバッテリーの消耗が激しい気がします。


Webで色々とバッテリー節約方法が紹介されていますが
EDGE接続しか出来ないエチオピアではwifi環境下でしか使わないアプリは積極的に終了。
でも「終了」ってボタンがないので、どうしたら完全に終了出来るのか疑問でした。


ホームボタンをダブルクリックすると
バックグラウンドで動いているアプリが見られるんですね。
さらにアイコンを長押ししていると、×マークが出てきて
バックグラウンドでの動作も終了出来る。


Skype等のVoIPソフト、Facebookなんかを終了させたら
以前よりもバッテリーのもちが良くなった気がします。


このバックグラウンドのアプリ終了方法って、iPhoneユーザーでは常識?

2012年2月1日水曜日

陸の孤島

途上国でもInternetは仕事上でかなり使います。
しかし、今朝は事務所のInternetが繋がりません。

そもそもここ4日間程、携帯電話のシステムも調子がイマイチ。
日本とは対照的にプリペイドでの契約が一般的な途上国の携帯電話事情。
(電話料金を踏み倒される心配の多い途上国では正しいかも)
そのプリペイド料金をチャージ出来ません。

また、自宅で使っているInternet。
これまたプリペイド型式で、毎月1日にチャージするんですが
(月を跨いでからでないとチャージ出来ないシステムに疑問)
こちらのシステムもほぼダウンしていてチャージ出来ません。


携帯電話は使えないわ。Internetは使えないわ。・・・海外と遮断されました。