今年もAddis AbabaではDesigners Bazaarが開催されました。
乾期特有のゆける様な青空 |
さすがにこちらのネット環境では厳しく、終わってからの書き込みとなります。
日頃公私ともにお世話になっている日本人ご夫妻が運営をなさっているCEHPが
Designers Bazaarへ出店しているので、お手伝い&撮影をしてきました。
陳列を終えて、お客さんを待つばかり。 |
CEHPのメンバーの方々が生産、仕上げを行って来た品々が並びます。
なかなかめぼしいお土産品がないエチオピアでは
貴重なる日本でも喜んでもらえる品々です。
陳列された品々の中央辺りに一段高く展示された本。
こちらは夏頃に紹介ビデオのお手伝いをさせて頂きましたので私自身も愛着があります。
- 原木のある森 コーヒーのはじまりの物語
~エチオピアにあるコーヒーの 原木「マザーツリー」探訪記~ - The Legend of Ethiopian Coffee -Coffee its from birth place-
さて、前置きが長くなってしまいました。
当日の様子は、まずはYouTube動画をご覧下さい。
今回、私自身が接客をした西洋人らしきお客さん(客)のなかで
一般的なアジア人と西洋人の違いを感じました。
客:ここはNGOのブースかい?
私:はい。我々はエチオピアの女性グループの自立支援をしています。
客:金銭的な支援をしているのかい?
私:いえいえ、それでは持続しないので
今日販売している殆どの品は、その女性グループが生産しています。
その品物の品質改善、仕上げなどを日本人を中心としたメンバー(CEHP)がしてます。
客:なるほど、それでこれだけ品質がいいんだね。
エチオピアは綺麗な女性、綺麗な民族衣装はあるのに
こうしたお土産になる様な高品質の物が少ないからね。
と、やり取りをしたこのお客さん、幾つか品物をお買い上げ頂き
更に先の本(英語版)もお買い上げ下さいました。
この本、今回多少の割引をして販売していたのですが、こちらのお客さんは
「いやいや、そうした活動の為に販売しているなら、割引はいらないよ」
と言って、定価で買って行かれました。こうしたお客さん、特別ではなくCEHPの方々へ聞いてみると
「私もそうしたお客さんに遭遇した」
との事。
でも恐らく、このお客さんも、他のお客さんも知らないと思うけど
このCEHPに参加しているメンバーは、み〜んな手弁当。一切手当をもらっていません。
日本では「ボランティア」というと、手弁当、無給での参加が当たり前の様ですが
それぞれの運営組織、運営費という物が必要です。
また、それに関わるスタッフの人件費なんかも必要となります。
西洋では「ボランティア」といっても、生活費程度の手当をもらうことは珍しくなりません。
国連組織が行っている国連ボランティアといえども
現地生活費の名目で活動先の国にて生活に困らない程度の生活費を頂きます。
このCEHPの活動
「我々CEHPのメンバーは、手弁当で活動して女性グループ支援をしています」
って言った方がいいのかな?
いえいえ、やはりそこは日本人。
そんないらないことは言わずに、コツコツと女性グループ支援を続けていくでしょうね。
私自身もそんな姿勢の方が好きです。
0 件のコメント:
コメントを投稿