私「今日はずいぶんと道路が空いているじゃない?」
彼「ほら、タクシーが少ないだろう?」
彼「バス乗り場を見てみろ。いつも以上に沢山人が待っているだろう?」
確かしバス乗り場を見れば沢山の人達がバスを待っており
タクシー乗り場では、やっときたと思わしきタクシーへ
我先に!と争って乗る様子が伺えます。
※ここアディスアベバではタクシーと言えば乗り合いタクシーを差します。
彼「どうしてタクシーが少ないか判るか?」
私「どうして?」
そんな判ろうはずもありません。
彼「年1回の点検の時期なんだ。
これまでは検査官の目視で行っていた検査が機械化された。
ライト、ウィンカー、テールランプ、ブレーキの機器具合・・・等が
機械で検査されて、基準に満たなければ不合格。
まぁ、陽介も知っての通り、ここのタクシーはボロいからね。
検査に通らない車が多い訳さ」
確かに市内のタクシーはボロボロのトヨタハイエースが殆ど。
右ハンドル仕様のハイエースを左ハンドル仕様に変更したり
ドアの無い側に扉を設置したりとカスタマイズが激しいです。
左:乗り合いタクシー 右:一般タクシー、通称“コントラクト” |
運転が荒いので事故も絶えず、車体はボコボコ、テールランプ、ウィンカー等は
割れっぱなしのタクシーを多く見掛けます。
とはいえ、間違いなく市民の足として機能しているタクシー。
修理部品に掛ける関税を下げないまま、車検制度だけ厳しくしてしまっては
タクシー運転手も困るし、市民も足無くなって困るし、いったい誰が得でしょうか?
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